聊か

全て 副詞
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  • こんな風で聊かでも儀式張った時は、家の中においても小刀は帯びていた。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • 僕は何も取得のない男だ、只かうした友を持つたのを聊か誇りとする。 二葉亭四迷『旅日記』より引用
  • いや、しょうのものの膝栗毛ひざくりげで、いささか気分なるものをただよわせ過ぎた形がある。 泉鏡花『雛がたり』より引用
  • だが、こゝに、私は日本人の不思議な凝結心理をみて、聊か疑問を抱く。 岸田国士『妻の日記』より引用
  • つまり、二人の間には、見解の相違とか意見の衝突とかは、聊かもないのだ。 豊島与志雄『憑きもの』より引用
  • これがためにはいささかの改造もかへつていとふべき破壊となる。 永井荷風『江戸芸術論』より引用
  • そこで田舎に居ながら、江戸の粋人の生活も聊か知る事が出来た。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • この近代説話ものについては、聊か特殊の意図があったのである。 豊島与志雄『小説集「聖女人像」後記』より引用
  • あのことについて、聊かの罪悪をも彼は感じなかったし、今でも感じてはいない。 豊島与志雄『ものの影』より引用
  • 外界の事情がいささかでも変れば、もうそこにはこの生活は成り立たない。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • ここに至る以上自分といへども、いささか三円の果亭の為に辯ずる所なきを得ない。 芥川竜之介『鑑定』より引用
  • ブラブラと歩み、幽霊塔の間近まで行くと聊か余の注意を引いた事がある。 黒岩涙香『幽霊塔』より引用
  • それが突然、秘密の荷物というのを持ちこんで来たのだから、私は聊か呆れた。 豊島与志雄『田園の幻』より引用
  • 家来のうち一人は藩地に居る間に聊か義太夫の稽古をしていた。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • その上かういふ世の中になつて來ると、かの精神界の仕事が聊か見劣りがする。 狩野亨吉『安藤昌益』より引用
  • 馬子も雲助同様の組織になっていたから荷物も聊か障りなく届いたものである。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • 私はこの旧友の前に、いささか私の結城ゆふきの着物を恥ぢたいやうな心もちになつた。 芥川竜之介『塵労』より引用
  • この際、いささか身の程も弁へず、身共の受けし被害につきお訴へ申上げます。 シェイクスピア/福田恆存訳『十二夜』より引用
  • あなたが、その時、突然僕に加へられた皮肉な刑罰は、聊か僕を面喰めんくらはせました。 岸田国士『ママ先生とその夫』より引用
  • もし、いささかの反省と妥協とを許したならば必ずそこに不安が生ずる。 小酒井不木『ある自殺者の手記』より引用
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聊か の使われ方