耳新しい

全て 形容詞
97 の用例 (0.00 秒)
  • それは田舎の中学にいた私にとっては耳新しいことばかりであった。 和辻哲郎『埋もれた日本』より引用
  • ひんぱんに連絡を取っていた本多には、耳新しい話は何ひとつなかった。 藤田宜永『ダブル・スチール』より引用
  • そしてその記事のなかには私にとって耳新しい報道もいくらかあった。 ドイル/延原謙訳『緋色の研究』より引用
  • 父は非常に驚いたが、それは別に耳新しくもない解釈だと、説明してくれた。 ヘッセ/常木実訳『デーミアン』より引用
  • 何れにしても、植民地といふ文字は、現代人に未だ耳新しい文字である。
  • この時代には「速記法」などという名称が耳新しく感じられたのであった。 岡本綺堂『寄席と芝居と』より引用
  • 厳重な検閲けんえつを受けたあとがあったが、耳新しい知らせがしたためてあった。 ヒルトン/菊池重三郎訳『チップス先生さようなら』より引用
  • 争乱はあっても戦争を経験したことのない者にとってはすべて耳新しいことであった。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • 年金を当に戦争に出度がる、耳新しいことを聞くものだと思つた。 若山牧水『岬の端』より引用
  • そのたびごとに耳新しい事件だの平家方の情報などがそう頻々ひんぴんとあるわけもない。 吉川英治『源頼朝(一)』より引用
  • 国をはなれて久しいツェリ様には、どれもこれも耳新しい事実ばかりだ。 喬林知『今日からマ王 第08巻 「天にマのつく雪が舞う!」』より引用
  • 王虎は息子がこれまで聞いたこともないような、奇妙な、耳新しい笑いを爆発させた。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』より引用
  • しかし、「総力戦」といふ言葉ほど耳新しく響いた言葉はそんなにない。 岸田国士『荒天吉日』より引用
  • 支那人間に於ける食人肉風習の存在は、決して耳新しい問題でない。 桑原隲蔵『支那人間に於ける食人肉の風習』より引用
  • 新館様とは言わずに、お館様と言ったのが耳新しく聞こえた。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • その表現はキカハにとって耳新しかったが、理解にはなんの支障もなかった。 P・J・ファーマー『地球の壁の裏に』より引用
  • 此等の話は凡て当時の自分に取つては全く耳新しく眼新しいものばかりであつた。 寺田寅彦『蓑田先生』より引用
  • このような予言は、わたしには耳新しいことではございません。 ダンテ/三浦逸雄訳『神曲(第一部) 地獄篇』より引用
  • 相手が自分の話に耳を傾けはじめたと思うと、次から次と耳新しい話をまくし立てる。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • 颱風に名前がつけられていることが、人人には耳新しく奇異に感じられていた。 井上靖『あすなろ物語』より引用
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耳新しい の使われ方