耳ざとい

全て 形容詞
35 の用例 (0.00 秒)
  • が、彼は急に耳ざとく外の気配に気づいたように、眼をあげた。 田久保英夫『深い河』より引用
  • 雇い主が狼よりも悪口に耳ざといかもしれないから、という様子でもない。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅱ (電撃文庫)』より引用
  • 耳ざとい浩は、本堂の方角から流れてくる三味線の音を聞きつけていた。 深田祐介『炎熱商人(上)』より引用
  • 特に大声を出したつもりもなかったのだが、笈太郎は耳ざとくそれを聞きつける。 小野不由美『屍鬼(上)』より引用
  • 外の人たちは耳ざといんでしょうけど、口のしまりが悪いです。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅴ』より引用
  • 声に出すと、どこかの悪魔が耳ざとく聞きつけるかもしれない。 村上春樹『1Q84 BOOK2』より引用
  • ひとり寝の習慣がついてから、喜久子は耳ざとくなっていた。 神吉拓郎『私生活』より引用
  • つづいて幕のうしろへ飛びこんでから初めて、私は耳ざといホームズが何に驚いたのかを知った。 ドイル/延原謙訳『シャーロック・ホームズの帰還』より引用
  • と、耳ざとく今の音を聞きつけて、窓の向こうの方から宙を飛び、歪んだ女の顔が近づいてくるのが見えた。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • いずれは、耳ざといジャーナリストたちに感づかれてしまうはずだ。 山田正紀『謀殺のチェス・ゲーム』より引用
  • ルーンの口調に前ほどのとげがないことを、フィリエルは耳ざとく聞きつけた。 荻原規子『西の善き魔女2 秘密の花園』より引用
  • ガルーは耳ざとく、相手がうっかり口を滑らせた言葉を捉えていた。 千葉暁『アルス・マグナ3 大いなる秘法 碧眼の女神』より引用
  • ついさっき、群衆の中でそういう声があがったのを、綾は耳ざとく聴いていたらしい。 石牟礼道子『十六夜橋』より引用
  • どこか異質の響きが、そのなかにひそんでいるのを、耳ざとくききわけたのである。 陳舜臣『秘本三国志 05 (五)』より引用
  • ともあれ、そういう奴だから、どこの集落でいつアメ流しがあるといった情報には耳ざとい。 熊谷達也『邂逅(かいこう)の森』より引用
  • それにもし使っていたなら、耳ざとくかんを立て、容赦なく指摘してくるのが母親の気性だった。 藤堂志津子『熟れてゆく夏』より引用
  • かと思うと、意外に耳ざとい為景が、くるりと振り返った。 冲方丁『光圀伝』より引用
  • そして、三十二か三のノックの音を数え終わったとき、彼はすっかり納得し、耳ざとい自分のことを大いに手柄顔に思っていた。 ディケンズ/北川悌二訳『ピクウィック・クラブ(中)』より引用
  • いくら前日のつかれが残ったにしても、耳ざとい老人が、すでに起きていなければならない朝の定時を過ぎても、これだけのコールに全く反応を示さないということは異常である。 森村誠一『高層の死角』より引用
  • その口調に耳ざとく反応して、加賀美はすかさず佐代子のほうへむき直る。 藤堂志津子『やさしい関係』より引用
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