老来

全て 副詞 名詞
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  • 大御所さまが、老来とみに学問好きになった、ということは知っている。 山田風太郎『叛旗兵』より引用
  • そして老来ますます惑ひの多いことを感じないではゐられない。 三浦久『英語対訳版草木塔抄他/Fire on the Mountain』より引用
  • 玄斎先生、七十になるそうだけど、老来益々色ッぽくなってきたよ。 坂口安吾『影のない犯人』より引用
  • 老来、いよいよ手が出ないというのはそんなわけからです。 吉川英治『親鸞の水脈』より引用
  • 当人は知らないが、老来、長政の人相がひどく悪くなったという話だ。 山田風太郎『叛旗兵』より引用
  • こゝへ来ては、腕を支へられずに、わが老来おいらくを思ふのである。 シュウォッブ・マルセル『法王の祈祷』より引用
  • ただし、5人の女性たちは、今日ではいずれも老来廃馬と相成り、役には立ちませぬ。
  • 老来むしろ旺盛になったかと思われるぐらいの性慾があるんだが、どうもそれを愛情のために用いようてえ気持になれなくなったんだ。 坂口安吾『裏切り』より引用
  • 老来たしかに生活の変わった事実はある。 中野好夫/安野光雅編『悪人礼賛 ―中野好夫エッセイ集』より引用
  • しかも、この癖、老来ますます頻繁となって来たから因果である。 横溝正史『びっくり箱殺人事件』より引用
  • 室生さんはあくの強い人で、老来枯淡に構えるという厭味なところはない。 福永武彦『第五随筆集 書物の心』より引用
  • これまた海棠と白頭鳥を描いたものであるが、そこには老来伉儷相和するの意が寓されていることを知るのである。 藤島武二『画室の言葉』より引用
  • それで彼は老来次第に酒を慎むようになり、とうとうふっつりと禁酒してしまったが、今度は病気にかかって熱をだすとよくうなされるようになった。 中山義秀『碑・テニヤンの末日』より引用
  • 荷負においの馬の足が折れてしまったので、明日これを手当てするか他の馬を都合するかしようと思うのだが、なにぶんにも老来歩くに不自由でままにならない。 種村季弘『迷信博覧会』より引用
  • が、誰よりも一番似つかはしかつたのはあの老来なほ矍鑠くわくしやくとした端正な鍵屋の隠居、神原直造であつた。 田畑修一郎『医師高間房一氏』より引用
  • 今回、完訳を出す運びになりましたが、老来怱卒ろうらいそうそつの間にしたことなので、あるいは遺漏があるやもしれません。 ストーカー/平井呈一訳『吸血鬼ドラキュラ』より引用
  • 悲しいかな、この刻薄にして暗澹たる玻璃はりのなかに、今し俳優はおのが老来おいらくの姿をのあたりにしたのであつた。 リラダン『殘酷物語』より引用
  • 劉玄徳も多分に洩れず、自身の眼の黒いうちに、呉を征し、魏を亡ぼして、理想の実現を見ようとする気が、老来いよいよ急になっていた。 吉川英治『三国志』より引用
  • 老来、これほど露骨に青すじを立てたことは珍しい。 吉川英治『三国志』より引用
  • 遠来の客をもてなすためといふよりは、老来益々出不精で、夜街の賑ひを忘れてゐる左門叔父の好奇心が強かつた。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
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