老婆心

全て 名詞
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  • ただ僕自身痛切な経験をなめたので、君のためを思う老婆心から云うのです。 豊島与志雄『掠奪せられたる男』より引用
  • いわば老婆心から出たものだが、せんでも良いことをしてくれた、というべきである。 大岡昇平『ながい旅』より引用
  • 彼女は類なく老婆心が強く、同情心も多分に持っている。 富ノ沢麟太郎『あめんちあ』より引用
  • お子さんのほかに誰かお知り合いはいるのですか、と私は老婆心を起こして訊ねた。 浅田次郎『姫椿』より引用
  • わしがこんな長いこと君に話をしたのは、ただ君にあまり軽はずみな真似をさせまいとという老婆心からにほかならぬ。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • その勇敢さは傍の人を却って心配させる程であるが、併しそれは傍の人の方の老婆心というものだろう。 戸坂潤『社会時評』より引用
  • 老婆心もここまでくると愛敬あいきょうというところで、アンジェロはひとり苦笑を浮かべた。 福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 08 宇宙と惑星と』より引用
  • そんな次第で、編集部の老婆心は無駄に終わった。 米原万里『ガセネッタ&シモネッタ』より引用
  • 君たちが自分の年齢を解っていないようだから、老婆心ながらも忠告しただけだって。 奈須きのこ『歌月十夜 01 本編』より引用
  • 聞きようによってはえらく失礼にも思えるその老婆心は、非常に的を射たものだった。 西尾維新『新本格魔法少女りすか 02』より引用
  • しかし予備になんて言ふことは昔の人の考へることで、さういふのが老婆心といふのであらう。 片山広子『よめいり荷物』より引用
  • 全くの老婆心だが、君がまだ本心を失わないでいるなら、よく考えられるようにお勧めしたいです。 豊島与志雄『掠奪せられたる男』より引用
  • まあ、これもぼくの老婆心だと思って堪忍してください。 横溝正史『金田一耕助ファイル01 八つ墓村』より引用
  • それだから老婆心らうばしんうてひといやがるのだ。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 33 20080623』より引用
  • しかしあくまで老婆心で申し上げるのですが、もしその女性があなたのもとを去ったのなら、そのままにしておかれた方がよろしいのではないでしょうか。 村上春樹『1Q84 BOOK2』より引用
  • この習慣に慣れていなかった私は、宿題を出し忘れたり、老婆心から量を少なくしすぎたりして、学生に催促されたことが何度かある。 藤原正彦『若き数学者のアメリカ』より引用
  • 老婆心ろうばしんだけれど、これだけは言っておきたいの。 藤堂志津子『ジョーカー』より引用
  • 先の彼女も、あんな中年デブに買われなくてよかったわよね、まな美は老婆心ろうばしんながらに思う。 西風隆介『神の系譜Ⅴ 竜の時間 亡国』より引用
  • 出さぬが、背中が不安では、せっかくの極楽ごくらくが極楽になるまいと思いやっての老婆心だよ。 山田風太郎『忍者月影抄』より引用
  • 老婆心ろうばしんに申上げたいことは、あの現場附近を広く探すことですな。 海野十三『省線電車の射撃手』より引用
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