老い

全て 動詞 名詞
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  • それが己の技を後継者に伝える最後の機会だと老いた肉体が告げていた。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』より引用
  • 大陸は老いてるといっても、それは現代の若い支那を指す言葉ではない。 豊島与志雄『神話と青春との復活』より引用
  • 老いた人が次の代の為めに夢を伝へる姿は、それは本来の美しさである。 木下杢太郎『本の装釘』より引用
  • いつまでもここに座り続けて、自分はなにもせずに老いてゆくのだろう。 福井晴敏『∀ガンダム(下)』より引用
  • ふじ子が元気になってから、安心したのか急に老いたような感じがする。 三浦綾子『塩狩峠』より引用
  • 老いた僧の身の私はどんな難儀になりましても後悔などはいたしません。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 彼は三十前なのに大分老いさらした人のような身体つきや動作になっていた。 岡本かの子『金魚撩乱』より引用
  • 十八歳の花嫁はその日から彼に代って彼の老いた両親に仕えるのである。 織田作之助『十八歳の花嫁』より引用
  • 農民に老いて腰の曲る者が多かった原因の一つであろうと思っている。 柳田国男『木綿以前の事』より引用
  • また、故郷ふるさとへ去りたいと思う者、老いたる親でもある者は逃げたがよい。 吉川英治『大谷刑部』より引用
  • 言葉は一番うそに近く、彼は心許せない女を抱くほど老いてはいなかった。 堀田あけみ『愛をする人』より引用
  • これは女の歌だが、諧謔かいぎゃくだから、女はいまだ老いてはいないのであろう。 斎藤茂吉『万葉秀歌』より引用
  • この世の戦いに疲れた半蔵にも、まだひるまないだけの老いた骨はある。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 氷のようなその老いた目になにか不安と苦痛の色が浮かんでいた。 クイーン/石川年訳『中国切手殺人事件』より引用
  • しかも既にわれながら老いたりと感ずること昨日今日のことにはあらず。 永井荷風『矢はずぐさ』より引用
  • その瞬間しゅんかんを再び目にするにしのびず、老いたダルシュは思わず目をせた。 山本弘『サーラの冒険 Extra 死者の村の少女』より引用
  • 老いた男の顔のことを考えていたせいかと思われるほどうまく雪が降りはじめた。 開高健『新しい天体』より引用
  • 老いた人たちは薫を見ることによっても故人が惜しまれてならなかった。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • このような老いと若さの結合を、ヘレンは今まで見たことがなかった。 コードウェイナー・スミス『鼠と竜のゲーム』より引用
  • 石の鳥居の脇に、なんの樹だか、老いた樹があって、蔭をつくっていた。 石牟礼道子『十六夜橋』より引用
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