羨い

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  • その中で百合さんはおまへがどんなに羨しい幼児であるかを書いてゐる。 神西清『恢復期』より引用
  • 生きている自分よりも死んだ友が幸福で羨しいと思うようにしてあげる。 アプレイウス/呉茂一・国原吉之助訳『黄金のロバ』より引用
  • それにはまた彼女の健康に対するうらやましさもあったのに違いなかった。 芥川竜之介『夢』より引用
  • ああいうのが幸福に生まれてきた人間だと言ってうらやましがるのです。 夏目漱石『行人』より引用
  • あなたが今、私たちの夢を羨しいと言った気持はよく判る気がするの。 半村良『邪神世界』より引用
  • 僕は、時が経つといふ感覚だけで生きてゐる人間が羨しくなつて来ました。 岸田国士『ある親子の問答(一幕)』より引用
  • とぼくがよほど羨しそうに見ていたのか、兄はちょっとぼくを見た。 赤瀬川原平『優柔不断術』より引用
  • つい大谷の若さが羨しくなるときがあるのか、こういったことがある。 長尾三郎『マッキンリーに死す 植村直己の栄光と修羅』より引用
  • 私は、維盛卿に恋をするすし屋の娘をどれほど、うらやましく思ったでしょう。 菊池寛『ある恋の話』より引用
  • 安堵とうらやましさの気持が交錯して彼女のそばにほとんど無言で立っていた。 辻井喬『いつもと同じ春』より引用
  • そして私も早晩そうなると思うと、彼が先駆けしたのを羨しくも思った。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • 時代の移り変わりを肌で実感している他の人間に棲む欲望たちが羨しい。 山田詠美『姫君』より引用
  • そしてあんたが一番きれいということになって、みんな私を羨しがっているわ。 きだ・みのる『道徳を否む者』より引用
  • そして巴里や羅馬を観て来た後にも、 やつぱり南洋を羨しいと思つた。 与謝野寛『南洋館』より引用
  • 苦沙弥君などのように来るたんびに寝ている人を見るとうらやましいですよ。 夏目漱石『吾輩は猫である』より引用
  • 太湖沿岸の常州と湖州で産した陽羨茶は毎年長安の都に送られた。
  • それが、なぜだか、急に、あなたが羨やましいやうな気がして来ましたわ。 岸田国士『古い玩具(一幕六場)』より引用
  • 宗助はうらやましい人のうちに、御米まで勘定かんじょうしなければならなかった。 夏目漱石『門』より引用
  • 結婚してからああ親しくできたらさぞ幸福だろうとうらやましい気もした。 夏目漱石『行人』より引用
  • 自分はその話をきいて白隱と惠端との間が羨しくてならなかつた。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用