美しくも

全て 副詞
332 の用例 (0.01 秒)
  • やはり人間は全体として見て置く方が完全であり、美しくもあるようだ。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • ただ支那大陸は地上の眺めが日本ほどに美しくもなく親しみもなかった。 石川達三『武 漢 作 戦』より引用
  • だから写楽の描いた役者はどれも決していい男でもないし美しくもない。 光瀬龍『歌麿さま参る』より引用
  • 飾りはないし、美しくもなかったが、武器としては恰好なものであった。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • どうやらわたしは、美しくも恐ろしい夫に恋をしてしまったらしい。 シモンズ『尼僧院から来た花嫁』より引用
  • おぞましく、しかしこの世のものでもない光のうごめきは美しくもある。 宮部みゆき『ICO 霧の城』より引用
  • つばさの美しくもはげしい伝説は一年生にも広がっていると思う。 沖田雅『先輩とぼく 00』より引用
  • 鏡台の前に坐って、もともとあまり美しくもない自分の顔をぼんやりとながめていた。 福永武彦『忘却の河』より引用
  • 自然はそれのみでは美しくも醜くもない、それはただそこに在るというだけだ。 福永武彦『海市』より引用
  • 本末転倒ほんまつてんとうした馬の前の荷車などは、美しくもなければ役にも立たない。 ソロー/神原栄一訳『森の生活』より引用
  • ほんとに小さくて、まえのふねのようにうつくしくもない荷物船にもつせんでした。 ロフティング『ドリトル先生物語11巻 ドリトル先生と緑のカナリア』より引用
  • もしそうだったら、美しくも気高い舞台が展開されたでしょうに! ユゴー/斎藤正直訳『死刑囚最後の日』より引用
  • それは決して先輩諸氏の語られるように、美しくもかなしいものではなかった。 五木寛之『風に吹かれて』より引用
  • あんたは美しくもなったし、同時に気持も立派になったよ。 モーパッサン/新庄嘉章『ある女の告白』より引用
  • その最後のとりで瓦解がかいする瞬間しゅんかんは、痛々しくもあり、同時に美しくもあった。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅹ』より引用
  • その郷愁は、かれが別れてきた、美しくも恐ろしい暴力の世界を美化した。 ムーア『大宇宙の魔女―ノースウェスト・スミス』より引用
  • その美しくも誇り高い頭が、あの恥ずべき首輪型の板の中にはめこまれた。 ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』より引用
  • 個人の住宅でも、住む人によって美しくもきたなくもなるのだ。 大宅壮一『炎は流れる3 明治と昭和の谷間』より引用
  • そんなのは、形のうえだけで、美しくも、きれいでもありません。 松本清張『黒の回廊』より引用
  • 「源氏物語」を美しくもし、わずらわしくもさせているのは敬語である。 田辺聖子『源氏紙風船』より引用
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