美しい女官

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  • 街の気分もよかったが、それより、私は美しい女官をしたがえて歩く王子様の気分がして、それが大いによろしかったのである。 小田実『何でも見てやろう』より引用
  • 六月の強い陽光の下、西山からの風を受け、美しい女官たちにかこまれて酒杯を手にしている。 田中芳樹『紅塵』より引用
  • 「いや、マリヤ伯爵夫人を陸軍大臣にして、ワトコフスキー公爵夫人を参謀総長にしたらどんなものでしょうな」金モールの大礼服を着た白髪の老人は、今度の異動のことについてたずねた背の高い美しい女官に、こんな返事をしていた。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • 輝いてさえ見える純白の魔道士装束しょうぞくに身を包んだ二人の美しい女官が、望星楼に近づく老魔道師一行の姿を見つけ、しずしずととびらの前に控えた。 流星香『プラパ・ゼータ 3 平行神話』より引用
  • 「まあ伯爵夫人マリヤ・ボリーソヴナが陸軍大巨で、ワツコーフスキイ公爵夫人が参謀総長だったらどうでしょうなあ」と、金モールで飾られた制服姿の白髪の老人が、こんどの更迭こうてつのことで何か彼にたずねた、背の高い、美しい女官に向かっていっていた。 トルストイ/中村白葉訳『アンナ・カレーニナ(中)』より引用
  • 田沼が、その美しい女官の身柄を、どこへ移すか? 柴田錬三郎『(柴錬立川文庫4) 忍者からす』より引用
  • つい数年前までは、小さな沼をとりかこんで、柳が五六本、ものさびしく、水面に、枝をたらしていたのであるが、大内裏を抜け出した美しい女官と、身分のひくい青ざむらいが、からだをひとつにしばって、沼に投じたのを、きっかけにして、にわかに、絃歌が夜半までひびく色里になってしまったのである。 柴田錬三郎『われら九人の戦鬼 (上)』より引用
  • ラ・トゥール・ド・チュレンヌ家を通じて王太妃の縁者にあたる、リムイユ《〈3〉》というカトリーヌ附きの美しい女官に、その頃サルヂニはぞっこんであったが、さすがにアヴネル夫人への深い愛執を捨てきれず、弁護士の投獄せられるにいたった事由を、一座の人達に反問した。 バルザック/小西茂也訳『風流滑稽譚(第二輯)』より引用