羊頭狗肉
全て
名詞
14 の例文
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おちょこ一ぱい百円は高い。羊頭狗肉もはなはだしいではないかと血相を変えても後の祭りだ。百円は「カレーライス百円」と表示したものの値段ではなくて、表示につられておちょこ一ぱい百円で買うハプニングの値段なのだから、遊んで面白かったと思わなければお里が知れる。
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男なんてものは、たしかな実感で、女性を把握することができず、ただもう頭の中に妄像をくみ立て、夢とうつつの境で果てるものなのだから、非処女も、もし処女ぶり演ずることが、有効とわかっているならば、どしどしやればよろしい。これは決して、羊頭狗肉ではなく、女性が装えば、すなわちそれこそ男にとっての実体なのだ。現在の、またよみがえった処女尊重諭は、他のさまざまな復古調の、一環なのかも知れないが、それ以上に、男性のセックス全般をおおう、中年風無気力インポテンツムードが原因となっているように思える。
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読んでみると、何のことはない、外国人は職探しのために独自の情報網を持っている「かもしれない」、それがそのうち犯罪に利用される「恐れがある」って内容なんだ。まったく羊頭狗肉とはこのことだ。おっと、「外国人犯罪の急増によって、今や新宿・池袋はニューヨーク並みの犯罪都市になってしまった」なんて文章があるぞ。
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どこもかしこも、イメージ戦略に躍起だぜ。ただ、名前勝ちにしろ名前負けにしろ、羊頭狗肉であることにゃあ違いねーだろ。やっぱ普通に、某公共放送のように、大型連休って言えばいいんじゃないかって、僕なんかは思うけどな。
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狩猟や牧羊に用いられる他、その肉は食用された。新石器時代から食用犬の飼育が盛んだったことが知られており、「羊頭狗肉」といった熟語も現代に伝わっている。食用犬の価値が下がったのは五胡十六国時代、犬をもっぱら猟用する北方騎馬民族が華北に移動してきたためであり、宋朝以後、「狗肉は席に上さず」として公には食用を禁止した。
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確かにそれならメイドさんがウェイトレスをやってるのにもうなずける。というかそれが売りなんだろうから当然だろう、メイド喫茶でメイドさんがいなかったらそれはそれで羊頭狗肉、看板に大きな偽りありだ。だからまあ百歩譲ってそれはいいとしよう。
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兩書を讀んだ人も、この新しい編輯に依つて讀み直したいと思つたら、買ふがよい。羊頭狗肉ではないつもりだ。作品の取捨に當り、懷郷の匂ひの強い作品のみを集めるといふ事を、根本方針とした。
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まさに、羊頭狗肉とはこのことだ。「茶」が女陰だから男の一物を「茶柱」という。
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このことが「牛頭馬肉」の言葉を生み、後に変化して故事成語の「羊頭狗肉」になる。
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「まあ、オバケ屋敷だからな」 オバケ屋敷が不気味じゃなかったら羊頭狗肉もいいところである。あるいはぬいぐるみのないファンシーショップってところか。
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現代の作家にも、春本を書きたい気持の方が少くない、ぼくはエロ作家であるから、と、自慢してみても、実をいえばレッテルのみ立派で、羊頭狗肉もいいとこ、これまでまともな男女の営みを、書いたことがないのだ、すべて、老人と少女、美少年と母親、年老いた夫婦の交情、あるいは不能者とその娘など、欠陥カップルばかり。
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黄河流域にも長江流域にも犬食文化は存在した。古代中国で犬肉を食べていた事実は、「羊頭狗肉」「狡兎死して走狗烹らる」などの諺、前漢の高祖に仕えた武将樊噲がかつて犬の屠畜を業としていたことからもうかがえる。しかし、狩猟や遊牧を主たる生業とする北方民族は、犬を狩猟犬として、或いは家族や家畜群を外敵から守る番犬として飼っており、犬肉を食べない。
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週刊誌といっても、天下国家大学未来学に血道あげるものから、ただひたすら色の道に精進なさるたぐいまで、まこと百誌斉放のにぎやかさ、そして、色道誌の読みどころはその広告頁である。小生、これはと心ひかれる、といっても、その広告文キャッチフレーズにより判断するしかないのだが、おもしろそうなのには、必ず送金して、「思わすドッキリ、ウーンとシロクロ」など称する写真秘本を注文するのだが、もとより羊頭狗肉もはだしで逃げ出すしろもの、これまでのところ淳風美俗の枠一歩もはみ出ていない。ただし、品物とは別に手紙が入っていて、特別会員になれば、何某家より売りにでた国宝級浮世絵のカラー写真を、特にわかち与えるやら、ドイツ製の秘薬をプレゼントするなど、好き心をそそり、だが現代に北明は求むべくもなくて、これもたいていはガセネタである。
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