罪ぶかい

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  • 小坂部は今更のように罪ぶかい自分の父を呪わずにはいられなかった。 岡本綺堂『小坂部姫』より引用
  • まるでウァルド伯がほんとうに罪ぶかい人間であると思いこんでいた。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(中)』より引用
  • お手やわらかに願いますよ、あなた、私は罪ぶかい男なんですから。 ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(下)』より引用
  • そして、その人のことを考えると、心の中が興奮と罪ぶかい喜びでいっぱいになるのを感じた。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • その笑いが罪ぶかいものに思われたからである。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(1)』より引用
  • 彼等はわざと二枚目文化からみれば顔を赤らめる罪ぶかい小説を書いて自分を道化にしてみせたのであります。 遠藤周作『ぐうたら愛情学』より引用
  • こんなわけで、パリ滞在の最初のころには、あらゆる男のなかでいちばん罪ぶかい人間になったような気がした。 カザノヴァ/田辺貞之助訳『カザノヴァ回想録 第二巻』より引用
  • しかし、わたしはひとつの罪ぶかい経験をしたけれど、直彦君は何も変わっていない。 三浦綾子『雨はあした晴れるだろう』より引用
  • 彼らは罪ぶかいし謀反人ではあるが、最後にはこういう連中がかえって従順になるものなのだ。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(1)』より引用
  • あなたを尊敬する騎士にとっては真実の友であり、女を愛した罪ぶかい男のうちで、あなたほど誠実な恋人はいなかった。 井村君江『アーサー王ロマンス』より引用
  • 彼女が真に罪ぶかい女になったのは、それ以後のことだ。 山田風太郎『軍艦忍法帖』より引用
  • 「ぼくは男の中でもっとも罪ぶかい愚か者です」と彼は叫んだ。 メリメ/江口清訳『カルメン』より引用
  • あの妖女ウェーヂマがあなたの罪ぶかい魂を滅ぼしてしまつたのです! 平井肇『ディカーニカ近郷夜話 前篇』より引用
  • お美也は、じぶんの罪ぶかい心とからだに苦悶くもんしていた。 山田風太郎『軍艦忍法帖』より引用
  • が、隣にいるすぐ上の姉が、あまりに大量の涙を顔じゅうにしたたらせるので、彼はいささかのばつの悪さ、それほど涙の出てこない自分に罪ぶかさをも覚えていた。 北杜夫『楡家の人びと (上)』より引用
  • 彼女はいつになってもけっして愛の自由を味わうことなく、罪ぶかい女としてとどまるだろう。 トルストイ/木村浩訳『アンナ・カレーニナ』より引用
  • いつも平民の間をお歩きになって、弟子もつねにむしろおれたちのような者、われわれ罪ぶかい労働者のなかからお採りになった。 トルストイ/北垣信行訳『トルストイ民話集2「人間にはたくさんの土地が必要か」』より引用
  • このわしのような、お前さんとおなじように罪ぶかい人間がお前さんの身の上に心を動かしてお前さんをあわれに思うくらいだから、神さまならなおさらのことではないか。 ドストエフスキー/北垣信行訳『カラマーゾフの兄弟(1)』より引用
  • こんな状態で一時間あまりもいたので、もしそのとき私をさいなんでいたのがこの二人の冷血漢でなく誰か他のひとだったら、よしんば私がいかに罪ぶかい女であったにしても、きっと憐れを催したに違いありませんでした。 サド/澁澤龍彦訳『恋のかけひき』より引用
  • 何という罪ぶかい所業か、と己れを責める一方で、私はどうしても聞きたいという心のたかぶりを抑えられなかった。 真尾悦子『いくさ世を生きて ―沖縄戦の女たち』より引用
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罪ぶかい の使われ方