繰返し

全て 動詞 名詞
2,328 の用例 (0.02 秒)
  • ここでも筆者は文献にあるままを伝える立場にあることを繰返しておく。 大岡昇平『ながい旅』より引用
  • その後兼家がやつて來た時、その話をして泣いたことを窕子は繰返した。 田山花袋『道綱の母』より引用
  • そんな神経では苦労が多い、と言った木岡の声が耳の奥で繰返し鳴った。 吉行淳之介『技巧的生活』より引用
  • 何故なぜなら私は読者が幾度となく繰返し読むことを願っているからである。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • あたりをうかがいつつこれを繰返して、ついに十八人がはいってしまう。 山田風太郎『警視庁草紙(上)』より引用
  • と先生はちょっと口のうちで繰返したが、直ぐにその意味こころを知ってうなずいた。 泉鏡花『朱日記』より引用
  • そういう決りきったことを繰返しているのが日常生活の大部分ですね。 湯川秀樹『この地球に生れあわせて』より引用
  • この論法はここ二年あまり、自分でも厭になるほど繰返してきたものだ。 松平維秋『松平維秋の仕事』より引用
  • 女は、母の顔を不安そうな眼で見つめ、しきりに同じ言葉を繰返していた。 吉村昭『羆』より引用
  • の繰返しは、それを聞く人に果してどんな気持を抱かせるものだらうか。 薄田泣菫『独楽園』より引用
  • と、こちらの家では龍子がもう一度繰返し、まるで怒ったように続けた。 北杜夫『楡家の人びと (下)』より引用
  • 学生が興奮した声で繰返し読みあげていたが、僕には聞えなかった。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • 彼は、真剣にそんな馬鹿気たことを歌のやうに胸のなかで繰返して見たりした。 牧野信一『眠い一日』より引用
  • だが、私は繰返して言いたいのだが、これは、極めて純粋な散文なのだ。 小林秀雄『考えるヒント』より引用
  • 彼は妻に対し毛程も不実な気持は持っていないという事を繰返した。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • 画家はじっとそれをながめていたが、溜息ためいきのように同じ言葉を繰返した。 福永武彦『風土』より引用
  • 耳にも聞きたくないと思いながら、腹ではそんな反感を繰返していた。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • これは何回繰返して言っても過ぎることはないであろうと思われる。 中谷宇吉郎『雪』より引用
  • 何度繰返したってまともなロシア語の音はどうせ出やしないんじゃないか。 宮本百合子『モスクワの辻馬車』より引用
  • こう云い乍ら甚兵衛は繰返し布を調べて見たが、文字はおろか傷さえも無い。 国枝史郎『神州纐纈城』より引用
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