縦令

全て 副詞
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  • お前が縦令たとい凡てを施し与えようとも永遠の生命を失っていたらそれが何になる。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 縦令たとい両方にその詞はあってもそれが向うでは日常使われているのに、こちらでは使われていないという関係もあるのです。 森鴎外『Resignation の説』より引用
  • ここまでは縦令たといたどたどしいにせよ、私の言葉は私の意味しようとするところに忠実であってくれた。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 縦令一日でも秀子が俺をからかつて呉れることは俺に取つては九拝しても足りぬ筈なのだ。 牧野信一『痴想』より引用
  • 縦令たとい何ものかを与えたとしても、それは全然他を愛する為めの生存に必要なために与えたのですか。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 縦令たとい聊かにもせよ旅費まで出して呼ぶからには必ず何かの思わくが徳永にあったに違いない。 内田魯庵『二葉亭四迷の一生』より引用
  • このまま縦令たとい露西亜の土となろうとも生きて再び日本へは帰られないと駄々だだねたは決して無理はなかった。 内田魯庵『二葉亭四迷の一生』より引用
  • 縦令二親たといふたおやは寛仮するにしても、女伴じょはんあなどりを受けるに堪えないと云うのである。 森鴎外『魚玄機』より引用
  • その為めには、縦令たとい愛の失われた男女の間にも、家族たる形体を固守せしめる必要がある。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 私がそれを或る事象の認識に役立つものとして承認するためには、縦令たといその知識が他人の経験の結果によって出来上ったものであれ、私の経験もまたそれを裏書したものでなければならぬ。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 然し縦令反抗するとも私はこれで筆をくことは出来ない。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 彼の表面的な目的は縦令たとい一個の紙箱を造ることにありとするも、その製作に熱中している瞬間には、紙箱を造る手段そのものの中に目的は吸い込まれてしまう。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 此れに反し、縦令たとい形体はなくとも作者の主観なり神経なりが通って居ればそれは現実である。 小川未明『絶望より生ずる文芸』より引用
  • 縦令たとい記録に残って彼等勇敢なる武士つわものと肩を竝べるほまれがあろうとも、私は夜行には絶対に自信は皆無である。 牧野信一『ゼーロン』より引用
  • 縦令たとい舞台へ出る役割を振られてもいよいよとなったら二の足を踏むだろうし、踊って見ても板へは附くまい。 内田魯庵『二葉亭追録』より引用
  • そんな風にお前が私と没交渉な愚かなことをしている間は、縦令たとい山程の仕事をし遂げようとも、お前自身は寸分の生長をもなし得てはいないのだ。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 縦令たとひ、それが瑠璃子の思ふ通りの求婚であつたにしろ、父がオイソレと許すだらうか。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • 縦令よしんば歯を食い縛って堪えても、身体の方が承知しないで、きっと熱がる、五六日は苦しむ。 岡本綺堂『三浦老人昔話』より引用
  • 地球の内部が残っていさえすれば、縦令地殻が跡形なくこわれてしまっても、一つの遊星としての存在を続ける事が出来るのだ。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 縦令よしや我身はくらはずとも。 森鴎外『舞姫』より引用
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