緩い勾配

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  • 技術の進歩により、長大なトンネル・橋梁などの敷設が可能となったことを活かして、緩勾配で重量貨物列車が運行可能な新線が引かれ、それ以前の旧線が放棄されることがある。
  • 道はゆる勾配こうばいをとって徐々にのぼっていく。 森村誠一『野性の証明』より引用
  • 道はいつか緩い勾配の坂道になり、荷馬車は緩くり登って行く。 外村繁『澪標』より引用
  • 給仕やボーイなどの挨拶に送られて、自動車は滑るやうに、玄関前の緩い勾配を、公園の青葉の闇へと、進み始めた。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • この地点は小渓流の寺沢川に沿った窪地を線路が東西に築堤で越える線形となっており、川の西岸付近は緩勾配で信号所を設置しやすい立地であった。
  • このため、カーブの連続する点では同様ながら、併走する緩勾配・長距離の県道に対するバイパス的な要素も強い。
  • いつもはしごをしていた駅前のゲームセンターとバッティングセンターの横に、ゆる勾配こうばいの坂があって、ルカはいつも自分のチャリンコにシンちゃんを乗せてその坂を下った。 伊島りすと『ジュリエット』より引用
  • 当駅より郡元に向かう軌道に緩い勾配と接する道路との間に不自然な段差生じているが、これはかつての高架の取付口の痕跡である。
  • 峠を越えるためにその両側に急勾配区間がある単線区間を複線化する時に、緩勾配の単線を2本建設して途中で従来の線路に図に示したようにつなぎ合わせる。
  • グラビティヒルでは、ごく緩い勾配の降り坂が、ヒトの目には「登り坂」であるかのごとく見えてしまう。
  • 木の城たいせつで採用された、無落雪建築における代表的方式であるスノーダクト方式では、屋根は外から見えず一見平坦な形状に見えるが、実際には緩い勾配がつけられたバタフライ屋根である。
  • さきほどの渓の落合っているところはもう見えなかったし、渓とももう緩い勾配の畠で距っているので、眺めは極く平凡になってしまっているのだが、その緩い勾配のついた畠を前にして風景に対している眺めがなんとはなしにいいのだった。 梶井基次郎『梶井基次郎全一巻』より引用
  • シャレーがつきて、緩い勾配の砂利道をゲートのほうへ登って行くと、分離帯の向うの草に覆われた小丘にたむろしていた群衆が騒ぎだした。 ホーガン『ガニメデの優しい巨人』より引用
  • このように、この「登り坂」では一見超自然的な力が働いているようではあるけれども、実際のところは、周囲の地形の影響でごく緩い勾配の降り坂を「登り坂」と見てしまう、ヒトの錯視の結果に他ならない。
  • カンツリー・クラブは緩い勾配の尾根の、錆色の羽目の中二階で、簡素ないい趣味の建築である。 北原白秋『日本ライン』より引用
  • 敷地前面の海底は100分の1程度の緩勾配であり、沖に向かって低下している、が所々で岩礁が点在している。
  • このため、この区間の阪神本線は今津駅を出ると急勾配で久寿川駅まで下り、そして先ほどよりは緩い勾配で甲子園駅に至るという、高低差の激しい線形となっている。
  • 交走式ケーブルカーの線路は、最急勾配が山上側の終端付近に、最緩勾配が山下側の終端付近になるように建設するのが最適とされる。
  • 一方、列車の運行上急勾配が問題になるのは下り勾配よりも上り勾配の時であるので、急勾配の既存路線をその勾配を下る向きに再利用して、勾配を登る向きの線路だけを別線線増で緩い勾配にすることがあり、これを迂回線増と呼ぶ。
  • 雨水などへの対処として、排水のためのごく緩い勾配の設定と、防水施工が肝要である。