統帥
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また統帥部においては相当の戦勝の確信を有すると承知しております。
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昔、農民と菜種は搾るほどいいと云われた。統帥と実兵との関係にも同様の考え方が作用していたようである。難局を負担させればさせるほど、実戦将兵はよく働いた。
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どのような確信があるのか、その根拠は示されていない。戦場整理をすることによって軍の統帥を維持するなどというのは詭弁である。将兵を飲まず食わずで戦わせ、弾薬尽きてもなお戦わせ、しかもこれを救援する手段を持たないような拙劣な作戦指導によって、軍の統帥はとっくに損われていたのである。
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あまりに数多くの偶然、誤謬、およびいくらかの故意も働いていたので、心理作戦部の専門家ですら、どの事件が戦争の発生にとって決定的だったのか、指摘することはできなかった。とはいっても、地球艦隊統帥部にとって重要なのは、事実だけだった。はじめ地球側はグリーンズの行動を理解しようと努めたものだった。
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参謀本部は連日、各戦線からの戦況報告を無電で受理、本部内の情報部員がそれぞれ補足的情報を収集、各前線司令部に指令を流していた。それらはムッソリーニにも報告、統帥の意見が下達されることもあった。加えて、会議に次ぐ会議が開かれていた。
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行きづまりが打開されるきざしはまったくなく、鈴木首相は会議の散会を宣した。首相の思念は、すっかり陸相ら三人の軍統帥者のそれとは離れていた。これまで首相は、天皇制を護持しようという真剣な想いから、回答をそのまま受諾すべきかどうか討議を重ねてきた。
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もう逃れられないとあきらめたからではなかった。統帥がいれば脱出に成功するのではとの一縷の希望を抱いていたからである。それほどムッソリーニへの信頼感は高かったのである。
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が、軍部のとなえる異議は、和平決定を無効にしようという抗戦派の絶体絶命のあがき、としかみられなくもない。もう十分すぎるくらい統帥部の意見を聞いたと首相は考える。残るは閣僚たちの意志の如何であろう。
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統帥部の出席者は、このころの会議ではひたすら沈黙のなかに逃げこんだ。東條の質問には、悪化する情勢のなかからすこしでも意気のあがる側面を見つけようとの意味があった。
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又統帥部においては戦勝に相当の確信を有すると承知致して居ります。
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日露戦争の開戦を決定した御前会議は、天皇と桂内閣の5閣僚と5元老の計11名で構成された。統帥部は、その決定に従って作戦計画を作成することとされた。これについて「参謀総長であった大山巌・山縣有朋が御前会議に出席している」という反証が出されるが、大山・山縣はこの時に元老の待遇を受けて、国政について諮問を受ける立場にあったために参加を求められたものであり、当時の記録類にも大山・山縣は「元老」として記載されて「参謀総長」という肩書きは書かれていない。
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以上はこの場限りにしておいてくれ。陸相 九月六日の決定は、政府統帥部の共同責任で決定されたものである。
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後にロシア軍の行動は徐々に組織的且つ規律化していった。軍隊は最高統帥部によって立案された計画に沿って活動を行う。軍の行動は中央官庁と歩調を合わせる。
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いや、田舎芝居が終ったのである。政府も統帥部も、それぞれの役割を大元帥の前で演じてみせたにすぎなかった。芝居の演題は「戦争と平和」であり、テーマは〝運命〟である。
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そしてもう救いようがないと、統帥逮捕を急ぐべく決意したのである。午後早く、ローマでは爆撃地点の破壊跡を国王が視察していた。
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杉山も永野も上機嫌だった。統帥部の力が存分に発揮され、彼らの予想を超えるほどの戦果だったからだ。「つい先日のことだが、石清水八幡宮に参拝したときは、勝ち戦で終わって神風なぞなくてもすむようにお祈りしてきた」 杉山が身体をゆすって笑った。
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ミッドウェー、アリューシャン作戦の目的はまったく不明瞭なものであった。海軍に引きずられてこれに同意した陸軍統帥部もまた大いに反省すべきである。かくて米豪分断の大目的を有するFS作戦は延期から中止の運命に瀕するに至った。
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