終日

全て 名詞
2,932 の用例 (0.01 秒)
  • 終日風のみ抜いた家にいたのであるから、源氏も疲労して思わず眠った。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 家に終日いる妻と子からみれば、圭一はただの宿泊人にすぎないのだろう。 吉村昭『一家の主』より引用
  • 正ちやんは体操の帰りに僕の家に寄り終日遊んで行くのが習慣だつた。 牧野信一『魚籃坂にて』より引用
  • 下りホームの鎌倉方には常設改札口と同様に終日利用できる臨時改札口がある。
  • そして家へ帰った孫は、すぐねだいの上にあがって寝たが、終日起きなかった。 田中貢太郎『阿宝』より引用
  • テレビを相手に終日、家に閉じこもっていると、気が狂いそうになった。 森村誠一『山の屍』より引用
  • 私は終日、ことに夜は父のせまい視野のなかにいなければならなかった。 三浦哲郎『忍ぶ川 他』より引用
  • あとは終日灰色の世界でこの時間と次ぎの時間の区別のつかない時の中にゐます。 原田皐月『獄中の女より男に』より引用
  • 一抹の防犯効果を狙って、電気を終日つけっぱなしにしているのだろう。 有栖川有栖『朱色の研究』より引用
  • 終日この鉄の馬は国中を走り回り、主人を休息させるためにだけ止まる。 ソロー/神原栄一訳『森の生活』より引用
  • 終日彼は一撃をくらって目がくらんだ男のように仕事に歩きまわっていた。 アンダスン/山屋三郎訳『ワインズバーグ・オハイオ』より引用
  • だがそこまで行かずに、終日生の段階で落ちこぼれる者もかなりいた。 藤沢周平『隠し剣秋風抄』より引用
  • ウルシーで待機していた三隻の駆逐艦に、二十二日は終日追い回された。 御田重宝『特攻』より引用
  • その日も検尿以外の検査は行われなくて、井崎は終日寝ていればよかった。 山口瞳『人殺し(下)』より引用
  • 正月元旦を終日泣いて暮してみたりする余興はあまり流行しないだろう。 小出楢重『めでたき風景』より引用
  • 言葉に言い現わし難い考えが、かくて終日彼のうちに集まってきた。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • この日カラヴァンは終日まず普通の進行を続けて来たのであった。 ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』より引用
  • かれは、あとって、終日しゅうじつ、あほうどりかえってくるのをっていました。 小川未明『あほう鳥の鳴く日』より引用
  • 終日下りつづけて、夜に入ってもなお下り、深夜に神前こうざき近くについた。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 終日で目にするのはやはりヨーロッパからの客、そしてインド人と中国人だ。 谷川一巳『世界の「空港」物語』より引用
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