終日

全て 名詞
2,932 の用例 (0.02 秒)
  • 私は終日彼等を観察して、彼等が決してばたきをしないのを発見した。 大岡昇平『野火』より引用
  • 僕と妻とはおたがいに終日物を云わないでいる日の方が多くなってきた。 浜尾四郎『黄昏の告白』より引用
  • 以前の八の宮の住んでおいでになった所に終日おいでになったのですよ。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • とにかく彼は幸子に触れずに終日見張りをしていなければならなかった。 横光利一『御身』より引用
  • とにかく彼は幸子に触れずに終日見張りをしてゐなければならなかつた。 吉本隆明『悲劇の解読』より引用
  • ソーニャは終日恐ろしく興奮しながら彼の来るのを待っていたのである。 ドストエフスキー/北垣信行訳『罪と罰(下)』より引用
  • 昨日は例外に終日起きていたせいか夫人は苦しがって横になっていた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • ママンはその日は終日二人きりでいられるようにとりはからっておいた。 ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』より引用
  • その後、終日生きものの影すら見られなかった、一羽の鳥も一匹の魚も。 ヘディン/岩村忍訳『さまよえる湖』より引用
  • まるで私は終日机のところで懸巣と懸合いをしているようなものである。 室生犀星『懸巣』より引用
  • 私は机に向って終日を暮しながら、心の中の不安を感じつづけていた。 柴田翔『されどわれらが日々──』より引用
  • 飲み過ぎて気分が悪いということはないが、終日ボンヤリとしてしまう。 山口瞳『還暦老人ボケ日記』より引用
  • などと人々は終日昔の話をしたり、いっしょに念誦ねんずを行なったりしていた。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • マリユスは終日待っていて、それからまた窓の下の夜の立ち番をした。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 彼はつい近頃まで夜鴉の城へ行っては終日クララと語り暮したのである。 夏目漱石『幻影の盾』より引用
  • 森の小屋に一人閉じ籠り、終日思いあぐねている老指導者の姿を想った。 近藤絃一『したたかな敗者たち』より引用
  • 二人はお互いに話すこともなかったので、その日は終日口をきいていなかった。 ハメット/村上啓夫訳『デイン家の呪い』より引用
  • いつも粗服を著て粗食に耐え誰からも注意を払われずに終日働いていた。 中山義秀『碑・テニヤンの末日』より引用
  • それでも終日、彼らは何百人の敵をむこうにまわして、よく闘い抜いた。 中野好夫『世界史の十二の出来事』より引用
  • どんな憂いも長く顔にとどめていない彼も、その日は終日ふさいでいた。 吉川英治『三国志』より引用
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