終り

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  • 彼はこの時からその命の終りまで、主イエスの傷をその心に持つてゐた。 阿部次郎『三太郎の日記 第二』より引用
  • ところが世間の人は、これを始めから終りまで本道だと思つてゐたのだ。 折口信夫『文学に於ける虚構』より引用
  • が、話が終りに近づくに従って彼らはしきりに襖のほうを気にし出した。 島木健作『鰊漁場』より引用
  • 六日に一番終りの原稿を送って、ホッとしてそちらへ行ったわけでした。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 天保十二年のこよみももう終りに近づいた十二月はじめのくもった日であった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • しかし、次郎の一生がそれと同時に終りを告げたわけではむろんない。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 文章のはじめから終りまで読んで意味をたどる力がなくなっているのです。 原民喜『ガリバー旅行記』より引用
  • 三月目みつきめにはむかしの半分に、半年の終りには約三分の一になってしまった。 久生十蘭『黒い手帳』より引用
  • 終りの少しを私が読んで解釈をしたが皆さほど分りもしない様子であった。 宮本百合子『日記』より引用
  • 二十四日までその祭典が続いて、二十五日にいよいよ終りの式をげます。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 首相の放送を終りまで聞かずに、庸三はやがて明るい表通りへ出て来た。 徳田秋声『仮装人物』より引用
  • 映画の終りに近い部分をいま自分は見ているのだと、やがて哲也は感じた。 片岡義男『夏と少年の短篇』より引用
  • 時が静かにとどまって、すべてのものが恐ろしくも終りに近づいて来た。 岡本綺堂『世界怪談名作集』より引用
  • そして、終りに法水は、それを民族的性癖であると断定したのであった。 小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より引用
  • それが初めでもあり、終りでもある唯一のそして重要な予定ではなかったか? 松永延造『職工と微笑』より引用
  • 私たちの経済のことで、春の終りに長い手紙さしあげたことがありました。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 自分の心にはせめて、今日までに第一部の稿丈も終りたい心持があった。 宮本百合子『日記』より引用
  • 彼女は、終りの方をやっと云って、顎や唇を震わしながら顔をそむけた。 宮本百合子『伸子』より引用
  • 会場の警戒線は会の始めから終りまで、二十度にわたって蹂躙じゅうりんされた。 海野十三『地球盗難』より引用
  • はじめにも終りにもある無理の感が与えられるのを遺憾と思います。 宮本百合子『オリンピック開催の是非』より引用
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