終にこの

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  • そしてつひにこの人だけは永遠に我等の世界の人でなくつた事を、ずつと遲れて二十七日に知る事が出來た。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • 貫一の苦悶くもんやうやく急にして、つひにこの問題の前にかうべを垂るるに至れり。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • これもずっと昔ある人が、伊勢から巾着に入れて持って来てここに置いたのが、終にこの見上げるような大岩になったのだといっております。 柳田国男『日本の伝説』より引用
  • けれども自分は終にこの老いたる父にそむいた。 若山牧水『古い村』より引用
  • そしてついにこの手段を以て成功した。 森鴎外『渋江抽斎』より引用
  • 雪の山を見たいという私の欲望は、終にこの危うき道を、三斗の冷汗を流しながらも通過さしたのである。 大下藤次郎『白峰の麓』より引用
  • それが年々大きくなって、ついにこの通りの大石となったので、その傍に菅公の霊を祀ることになったといい伝えて、今でもそこには菅原社があります。 柳田国男『日本の伝説』より引用
  • そして最近、ついにこの大部の書物を書き終った。 萩原朔太郎『詩の原理』より引用
  • して見れば彼らの無学はついにこの不都合なる結果を来したるもので、その無学こそ責むべきものではあるまいか。 正岡子規『病牀六尺』より引用
  • そして、終にこの人間に窮局まで達せしめぬ。 小川未明『愛に就ての問題』より引用