終に

全て 副詞
912 の用例 (0.01 秒)
  • それはそののちしばしば氏に会しながらもついに尋ねてみる機会がなかった。 高浜虚子『漱石氏と私』より引用
  • あとではこの様なことが、端近い女部屋からついに奥深い女部屋に伝わった。 魯迅『阿Q正伝』より引用
  • そして、これがために、私は終に、私の生活権を奪われたのであった。 桐生悠々『言いたい事と言わねばならない事と』より引用
  • 所でこの所属を、人は終に厄介きわまる脅迫だと感じる様になりました。 キェルケゴオル/芳賀檀訳『愛について』より引用
  • 心配しても仕方なしと思いながらも、なお心配せしが、終に疲れて眠れり。 大町桂月『層雲峡より大雪山へ』より引用
  • 君が生活の状態はこの時以後ようやく固定してついに今日の繁栄を致しし者なり。 正岡子規『墨汁一滴』より引用
  • 多くの部将を失っても尚踏み止まって戦い、ついに最終的な勝利を得ていた。 新田次郎『武田勝頼(二)』より引用
  • 一月いちがつも終に近い頃、とうとう、わたしは思い切って園の中におり立った。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • この対立に直面して、イギリス商人の希望及び努力は終に水泡に帰した。
  • 終に近づいた或る日の朝わたしはもっと思い切ったことをやった。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • いよいよ仏蘭西の旅も終に近いことを思わせるような夕方が来た。 島崎藤村『新生』より引用
  • 「それじゃお前は、どんな男が望みなのだえ」おとらはしまいにお島に訊ねた。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • 終にかなわずして変な声を出して哀しみくるしんで死んでしまうのであった。 幸田露伴『連環記』より引用
  • 氏はすこぶる出渋っていたけれどもついに私の言うことを聞いて出かけた。 高浜虚子『漱石氏と私』より引用
  • 二日三日とノートとにらみ合ひをしてゐるうちにつひに私は食事の量が減り始めた。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • 娘此馬を愛して夜になれば厩舎うまやに行きてね、ついに馬と夫婦に成れり。 柳田国男『遠野物語』より引用
  • そして終に藝者と名乘る女をも呼んで伊奈節を聞いたり唄うたりした。 若山牧水『梅雨紀行』より引用
  • が、再三熱心にもとめるので、終に日本新聞社から特に派遣する事になった。 内藤鳴雪『鳴雪自叙伝』より引用
  • 文学の毒にあてられた者は必ずついに自分も指を文学に染めねば止まぬ。 二葉亭四迷『平凡』より引用
  • 其実は主家の為に忠に死するに至つた者はつひに何程も有りはし無かつた。 幸田露伴『平将門』より引用
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