細い声

545 の用例 (0.01 秒)
  • 国のことを語るときとは打って変わり、自信のなさそうな細い声になる。 喬林知『今日からマ王 第08巻 「天にマのつく雪が舞う!」』より引用
  • 目を瞑るとあの細い声が再び私の耳にすべり込んで来る様でございます。 宮本百合子『たより』より引用
  • ブラッドは目をあけて、聞こえるか聞こえないくらいの細い声でいった。 エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』より引用
  • 頼江の部屋をノックすると、細い声で返事があり、やがてドアが開いた。 東野圭吾『幻夜』より引用
  • 保の前では決して出さなかった、いまにも切れてしまいそうな細い声だった。 福井晴敏『川の深さは』より引用
  • その細い声は、ノーズ・プラグを通って鼻にかかった声になっていた。 ハーバート『デューン・砂の惑星3』より引用
  • けれども老僧は前よりもちょっと余計に扉を開いただけで、細い声で言った。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』より引用
  • 彼は子供のやうな細い声でわけなくもそんなことを云つた。 牧野信一『「悪」の同意語』より引用
  • 「私は店のことはさっぱりわかりませんから」彼女は細い声で答えた。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • 音がしないように玄関の戸を開けたら、二階の窓で歌っている姉の細い声が聞こえた。 久世光彦『陛下』より引用
  • そして赤ん坊は小さな顔に皺をよせて、細い細い声を立てゝ泣いてゐた。 素木しづ『かなしみの日より』より引用
  • きりの中の角をいただいた頭は死のように冷たい、高く細い声を出した。 クーパー『(闇の戦い4)樹上の銀(完)』より引用
  • すると若い教師は身を縮こまらせ、かまわないでくれとか細い声で言った。 貫井徳郎『天使の屍』より引用
  • 緊張しきったか細い声がかけられ、里家の娘が羹の椀を運んできた。 同人『十二国記』より引用
  • 四十近いにしては妙に甲高い細い声が、しゃがみ込んだ男の口から聞こえた。 畠中恵『とっても不幸な幸運』より引用
  • と細い声で云ったのは、今まで親分の貫禄を見せていた栄造であった。 松本清張『無宿人別帳』より引用
  • 手を上げて細い声で発言したのは、先程のショートパンツの女性であった。 鮎川哲也『朱の絶筆』より引用
  • うって変わった女みてえなか細い声で、奴は慄えながら呟いてたっけ。 浅田次郎『壬生義士伝 下』より引用
  • 母親は色の悪いせた顔をこちらへ向け、香代子かい、と細い声を出した。 福永武彦『忘却の河』より引用
  • そうされると美代子のほうが強く刺激されるらしく、たちまち細い声をあげる。 半村良『闇の中の哄笑』より引用
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