素より

全て 副詞
179 の用例 (0.00 秒)
  • 素より空間曲率一般は純粋に解析的に定義されなければならぬであろう。 戸坂潤『幾何学と空間』より引用
  • 姉は僕が一家の事情まで打ち明けたこと抔は素より知らう筈がない。 長塚節『開業医』より引用
  • 之は余り「科学主義」的な表現ではない、素より高賃金の説明にもならぬ。 戸坂潤『読書法』より引用
  • 恋と云う言葉を知らぬ彼にはもとより歌の意味は解らなかった。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • こいという言葉を知らぬ彼にはもとより歌の意味はわからなかった。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • 圖解以外に河鹿を見るのは今が始めてでもとより攫へて見たのもはじめてである。 長塚節『炭焼のむすめ』より引用
  • 政治的自由は素より、文化的自由さえがどうでもよいのだ。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • 政治的進歩は素より文化的進歩さえがどうでもよい。 戸坂潤『世界の一環としての日本』より引用
  • 石はもとより、妻や左枝子までが気持の上で自分とは対岸に立っているように感ぜられた。 志賀直哉『小僧の神様・城の崎にて』より引用
  • これらの語も素より西洋の法律学語の翻訳であると思うている人が、今でも随分多いということである。 穂積陳重『法窓夜話』より引用
  • しかし議論は素より多く、著書の帰結や結論は疑問視されてきた。
  • もとより自分のたことではあったがいかにも偶然ぐうぜんだった。 志賀直哉『城の崎にて・小僧の神様』より引用
  • だが俺は「不実」だから君を身うけしようなんぞとはもとより思つてゐない! 長与善郎『青銅の基督』より引用
  • 真理は素より或る意味で明白感を伴うものでなければならぬ。 戸坂潤『認識論とは何か』より引用
  • 二人の両親の歎きは素より、村の者共の悲しみと驚ろきは一通りではありませんでした。 夢野久作『白髪小僧』より引用
  • もとより彼の無愛相なるを満枝は知れり。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • もとより宮は唯継を愛せざりしかど、決してこれを憎むとにはあらざりき。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 之を国民生活安定令として見る限りは、素より殆んど何等の現実的内容のないものであるのにだ。 戸坂潤『挙国一致体制と国民生活』より引用
  • 徒歩の覺悟であつたならば三里の道程は自分等二人に於て素より何でもないのだ。 長塚節『教師』より引用
  • 吾人はもとより忍野氏にこくならんとするものにあらざるなり。 芥川竜之介『馬の脚』より引用
  • 次へ »