紅い顔

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  • 汽車のなかには、日光へ行くらしい西洋人の日にやけたあかい顔なども見えた。 徳田秋声『黴』より引用
  • で紅い顔をして、「僕はどうでもいいのです」と答へて急いで帰つてきた。 神西清『母たち』より引用
  • 既にほの紅い顔だが、まだ前後不覚というわけではないようだ。 奈須きのこ『歌月十夜 21 胡蝶の夢』より引用
  • 源治のあとには、初世の紅い顔がのぞいていた。 伊藤永之介『押しかけ女房』より引用
  • 「赤ん坊」とはよくいったものだ、と思うほど紅い顔をしていた。 大野木寛『ラーゼフォン第02巻』より引用
  • 軽騎兵けいきへいの士官で、血色のいいあかい顔をして、眼が飛び出している。 ツルゲーネフ・イワン『はつ恋』より引用
  • ひどく青ざめた顔をしていることもあれば、また、逆上のぼせたようにあかい顔をしていることもある。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 二人はうす紅い顔をして茶屋を出ると、門口かどぐちで小粋なふうをした二十三四の女に出逢った。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • お島は紅い顔をして言った。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • 妄言を口にしながら、紅い顔に熱い瞳の秋葉の指が俺のシャツからボタンを外していく。 奈須きのこ『歌月十夜 41 こみっく月姫』より引用
  • 学者らしい長い眉だけホンノリと紅い顔の中に際立きわだって斑白はんぱくに見えるように成った。 島崎藤村『岩石の間』より引用
  • そこを出たとき、お庄は紅い顔をしていた。 徳田秋声『足迹』より引用
  • 鈴木明さんは鮭のように紅い顔の子供だったが綴り方がうまく、よく私と二人教壇の上で綴り方をよませられた。 森茉莉『記憶の絵』より引用
  • 技手はもし譴責けんせきでもされたら酒にかこつける下心で、すこし紅い顔をして駅長さんの前に出ました。 島崎藤村『千曲川のスケッチ』より引用
  • お英は、依然、紅い顔をして、膝の上においたたもとの端を、小さくたたんだり開いたりしているだけで、はっきりした答えはしない。 南條範夫『山岡鉄舟(一)』より引用
  • 浅井は先刻さっきそういって、その時の興味でお今をそそったのであったが、お今は躊躇ちゅうちょしているらしく、あかい顔をして、うつむいていたのであった。 徳田秋声『爛』より引用
  • 淡紅うすあかい顔をしたその西洋人が帰って来ると、お島さんもどこからか現われて来て、自堕落じだらくだるい風をしながら、コーヒを運びなどしていた。 徳田秋声『足迹』より引用
  • お島は散かったそこらを取片着けながら、紅い顔をして言った。 徳田秋声『あらくれ』より引用
  • 近所の火消し屋敷に知っている者があるので、そこへ行って訊き出したら又なにかの掘り出し物があるかも知れないと、彼は酒屋の御用聞きに別れて七、八間ばかり歩き出すと、その隣りの大きい屋敷から提重さげじゅうを持った若い女が少し紅い顔をして出て来た。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • なぞと紅い顔になって、言うのである。 森茉莉『贅沢貧乏』より引用
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