紅いリボン

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  • 紅いリボンのおかげか、元気が戻ってきた様子だ。 畠中恵『アイスクリン強し』より引用
  • そのとき妾はその黒布の下に、また別な紅いリボンがヒラヒラしているのを逸早いちはやく見てとったものだから、たちまち大変気色を悪くしてしまった。 海野十三『三人の双生児』より引用
  • と妾に云うので、それで始めて気がついてよくよく幼童の髪を見ると、向うでも髪に、妾と同じような紅いリボンを、数も同じく三つつけていたのであった。 海野十三『三人の双生児』より引用
  • 広告文にもちょっと書いておいたことだけれど、妾はそのころ髪をお河童にして、そこに紅いリボンを二つならず三つまでもカンカンに結びつけてよろこんでいた。 海野十三『三人の双生児』より引用
  • 黄八丈の着物に鹿の子の帯を締め、そしてお河童頭には紅いリボンを三つも結んでいるというのがそのころの妾自身の身形みなりだった。 海野十三『三人の双生児』より引用
  • 右乳からすこしさがったところに、校章のバッジをつけた紅いリボンがさがっており、そのすぐ下に年級を示す4の字が小さく金色に光っていたが、次郎はそれに眼をうつしたきり、やはり默っている。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 紅いリボンが翻り、居留地の西洋のような景色に映えて美しい。 畠中恵『アイスクリン強し』より引用
  • 沙羅がケーキを食べ終わったのを確認し、吸筒すいつつから注いだお茶を差し出してから、真次郎はあかいリボンを臙脂の袴のひざに置いた。 畠中恵『アイスクリン強し』より引用
  • この紅いリボンのカンカンはよほど妾のはらからの気に入ったものらしく、或る日妾が何の気もつかずいつものような紅いカンカンを結んで座敷牢に近づくと、座敷牢に寝ていた幼童はさも待ちかねたという風に、いつになく頭を振っていまだ一度も見たことのないほど悦び騒いだ。 海野十三『三人の双生児』より引用
  • 花模様の大柄の着物を着て、髪に紅いリボンを結んでいるのがいかにもあどけない、それでいてどんな場所に出ても微塵みじん物怖ものおじしないだけの、勝気な、はなやかな落ちつき。 福永武彦『風土』より引用
  • ロッカー式の下駄箱げたばこふたを開けたら、紅いリボンのついた茶色い小さな包みと、可愛かわいいピンクの花柄はながらの紙袋が、ちょこんと入っていた。 今野緒雪『マリア様がみてる 26 クリスクロス』より引用
  • 七拾円あまりの貸した金も、かのひとは、美しい紅いリボンのついたハンカチフーの包みと一緒に、谷村さんに押しつけました。 林芙美子『清修館挿話』より引用
  • 母親も忙しい中を、剃刀かみそり出して「よしえ」の顔をる、髪を結ぶ、紅いリボンをかける。 大下藤次郎『白峰の麓』より引用
  • マーガレットの花を紅いリボンで束ねたら。 今野緒雪『マリア様がみてる 31 マーガレットにリボン』より引用
  • 埃だらけの硯、歯磨の袋、楊枝、皺くちやになつた古葉書が一枚に、二三枚しかない封筒の束、鉄筆ペンに紫のインキ瓶、フケ取さへも載つて居る机の上には、中判の洋罫紙を紅いリボンで厚く綴ぢた、一冊の帳面がある。 石川啄木『病院の窓』より引用