糠蚊
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名詞
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東アジアで最初に報告されて以降、アジアやアフリカ、オーストラリアなどの熱帯から亜熱帯地域や温帯地域で発生がみられる。ヌカカを介することから季節性があり主に夏から秋にかけて流行する。
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一部の種類のメスは蚊と同様に吸血動物となる。和名のヌカカは、「糠粒のように小さい蚊」という意味から命名された。地域によってはイソヌカカやヌカガ、鳥取県西部の弓ヶ浜半島では干拓事業が行なわれた後にわいたとされていることからカンタクムシと呼ばれている。
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ウマ同士での接触では感染は成立せず、節足動物の媒介により感染が成立する。この節足動物は主にヌカカの可能性が考えられている。ウイルスの病原性及び感染歴の有無により、肺臓型、心臓型、混合型、発熱型の4種に分類される。
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ふつう感染動物に発熱は認められないが、貧血を起こす場合がある。ヌカカが哺乳動物を吸血した際にスポロゾイトが唾液と共に侵入する。まず肝細胞に感染し、1ヶ月から2ヶ月ほどかけてメロシストを形成するが、脾臓や肺で発育する場合もある。
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東アジアや東南アジアの国々、オーストラリアで見られる。牛流行熱と同様でヌカカを介することから季節性があり主に夏から秋にかけて流行する。日本での北限は北緯38度とされている。
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地域によってはイソヌカカやヌカガ、鳥取県西部の弓ヶ浜半島では干拓事業が行なわれた後にわいたとされていることからカンタクムシと呼ばれている。まくなぎ、めまといもヌカカの一種で、夏の水辺などをひと塊になって飛んでいる。上から見た感じは黒ゴマの粒のように見え、よく観察すると薄く透明な翅に、黒い斑紋を装うものが多い。
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病原はレオウイルス科オルビウイルス属ブルータングウイルスで、24の血清型が確認されている。ヌカカなどの「吸血昆虫」によって感染し、接触感染することは無いとされる。ヒトへの感染例は報告されていない。
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中間宿主は哺乳類で、狭鼻猿やコウモリが多く、それ以外にカバやリスが知られている。終宿主はヌカカのなかでも属である。感染から血液中に見出されるまでの潜伏期間は2ヶ月程度で、1ヶ月程度で自然に消失する。
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ロイコチトゾーン属は終宿主に注目して2亜属に分ける。亜属がブユを終宿主とするほぼ全ての種を含むのに対し、亜属はヌカカを終宿主とする鶏ロイコチトゾーンのみが属している。なお亜属名はこの種がニワトリの病原体であることを同定した家畜衛生試験場の秋葉和温博士に対する献名である。
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メロシストから放出されたメロゾイトは他の肝細胞に再感染するほか、赤血球に感染してリング体を形成する。リング体は栄養体を経て雌雄の生殖母体となり、それがヌカカに吸血されて配偶子となり有性生殖を行う。オーシストはおもに頭部の血体腔に生じる。
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里近いだけに蚋の多いのには困ったが、あたりの草を薙ぎ倒して風上から火を放ったので、少し落ち着いて食事が済せた。しかし俗に塩辛とかいう小さな糠蚊は、手といわず足といわず、髪の毛の中までもぐり込んで、ちくちく刺すので一晩中弱らされた。十四日の円い月影が天幕にさす頃は、片貝谷は一面に光の薄絹に包まれて、現と夢とを維ぐ美しい世界と化してしまった。
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石狩川のカムイコタンは特に難所続きのために、現場からは迂回の願いが提出されたりもしたが、1883年から集治監典獄となった安村からは、「ひたすら突き進め」という命令が下されるだけであった。昼夜を問わずおびただしい数のヌカカやブヨが襲い、オオカミやヒグマの恐怖と闘いながら、充分な食料も与えられないままの劣悪な環境下での作業のため、病気やけが人が続出し、正確には記録のない数の犠牲者を出し続けた。
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アイノウイルスはブニヤウイルス科ブニヤウイルス属に属するRNAウイルス。ヌカカにより媒介され、感染した牛はそのほとんどが無症状であるが、胎盤感染により流産あるいは先天異常、奇形の原因となる。アカバネ病、チュウザン病、アイノウイルス感染症の3種混合不活化ワクチンが市販されている。
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すると川をのぼってくるサケは数が減り、やがて死滅してしまう。湖水のヌカカの類を殺そうと毒をまく。すると、食物連鎖のために、やがて湖畔の鳥が犠牲になる。
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囚徒たちへの過酷な強制労働は、山岳部の奥地に建設現場が進むにつれて食糧運搬がうまくいかなくなったことにより、栄養失調や怪我で211人とも言われる多くの死亡者を出す事態となり、多大な犠牲を払った。囚人たちの傷だらけの身体にヤブカややヌカカの大群が襲来したほか、寒さや過労、食糧不足からくる栄養失調から水腫病とよばれる全身が膨れ上がる病が大量発生し、北見では半年間で、出役した1150人のうち900人以上が発病して180人から230人以上が死亡した。当時、囚人たちの人権は無視されていたといってもよく、「囚徒らがたとえ死んだとしても監獄費の経費節減になる」という思想がまかり通っていた時代であった。
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ヘパトシスティスは、アピコンプレックス門に属する寄生性の原生生物である。媒介者はヌカカであり、哺乳類の肝細胞や赤血球内に寄生する。分類学的にはヘパトシスティス属におよそ25種が知られている。
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ミャンマーで採取された1億年前のコハク中のヌカカから、ヘモプロテウスに似た生物が見出されており、これが住血胞子虫の最古の化石記録である。しかし分子系統解析による分岐年代推定によれば、現生の住血胞子虫の最近共通祖先は中新世、おおよそ1600万年前にいたと考えられている。
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