粒様沢
全て
名詞
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名前の通り9段からなる段瀑で、上部は小さく8段に分かれた段瀑と、下部は蟻地獄のようなすり鉢状のスラブを一気に60m滑り落ちる9段目とで構成されている。粒様沢の上流にあたる様ノ沢源流部は、屹立する一枚岩のスラブが2km近くも連続しており、下流からの遡行はこのスラブと2つの無名滝ら遮られて登ることが非常に困難で、地元のマタギの間でも「神様の沢」として畏怖され、昔から近寄れなかったと伝えられる秘境滝であり、「幻の滝」とも呼ばれる。直接至る登山ルートはなく、沢登りでしか到達することができない。
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隣接する比較的なだらかな赤水沢を遡行し、スラブの合間を縫って尾根まで上がると遠望を望むことができる。九階滝のある粒様沢が流れる森吉山、椈森一帯は新第三紀末火山岩に分類される安山岩や石英安山岩からなる層に覆われ、田沢酸性火山岩と呼ばれている。西の森吉火山、東の焼山火山付近は火山から噴出した輝石安山岩に代表される第四紀火山岩に被覆されている。
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