端無くも

全て 副詞
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  • 定例じょうれいに拠るとこの場合点燈を許さず、飯が済むとすぐ寝てしまうのだが、端無くもまた二三の例外があった。 魯迅『阿Q正伝』より引用
  • 端無はしなくも相互たがひおもては合へり。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 圭一郎は子供にきつくて優し味に缺けた日のことを端無くも思ひ返さないではゐられなかつた。 嘉村礒多『崖の下』より引用
  • だが、景虎は端無くも始めた武田信玄との戦、天文二十二年以来の五回に及ぶ川中島合戦が結着つかず、前久の要請に応ずることが不可能であった。 池宮彰一郎『本能寺(上)』より引用
  • 端無はしなくも銀座あたりの女給と窓の女とを比較して、わたくしは後者のなお愛すべく、そして猶共に人情を語る事ができるもののように感じたが、街路の光景についても、わたくしはまた両方を見くらべて、後者の方が浅薄に外観の美を誇らず、見掛倒しでない事から不快の念を覚えさせる事がはるかに少ない。 永井荷風『濹東綺譚』より引用