立身出世主義

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  • だが、かれには卑俗な立身出世主義を、さらに大きく上回る志があった。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(上)』より引用
  • 家庭の平和と立身出世主義が息子を武力闘争に追いこんでいるわけだ。 山口瞳『人殺し(上)』より引用
  • 立身出世主義を目標とした男性のカルチユアによるものである。 岸田国士『三八年の女性はかく生きよ!』より引用
  • 地方出身者には立身出世主義者が多いという。 森村誠一『虚無の道標』より引用
  • 今後の日本が切に求めているのは、断じてそうした立身りっしん出世主義者ではありません。 下村湖人『次郎物語』より引用
  • 袁は単純なる立身出世主義者で、皇帝となる野心を抱いていた。 豊田穣『松岡洋右――悲劇の外交官――(上)』より引用
  • 要するに立身出世主義の当時の世の中で、文学をやろうということ自体が既に精神的アウト・ロウとしての社会に対する挑戦であった。 河上徹太郎『日本のアウトサイダー』より引用
  • そして一転して自分の父のことが書かれているのだが、これは先に書いた立身出世主義者また洋癖家としての父とは凡そ違う父である。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • 根本は明治以来の立身出世主義の風潮に帰すべきで、俗人横行の最大原因です。 岸田国士『文芸と国語』より引用
  • 立身出世主義者、傭兵、冒険志願者の若者が戦っているのです。 ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書4』より引用
  • そこには立身出世主義もあった。 亀井勝一郎『青春論』より引用
  • 立身出世主義をみんなの力で取除くことだ。 岸田国士『既往文化と新文化』より引用
  • ところが大正期においてわが国運の上昇は一応峠を越すのであるが、それとともに立身出世主義にも現実的にやまが見えた。 河上徹太郎『日本のアウトサイダー』より引用
  • それは一種の立身出世主義、あるいは、猿まわしの猿であろう。 野坂昭如『てろてろ』より引用
  • 山本は、もっと別の意味では充分俗臭のある人であったが、立身出世主義、早く大臣大将になりたくてウズウズしていた人間というにおいは、彼の晩年の言動をどう突っついてみてもほかには出て来ない。 阿川弘之『山本五十六』より引用
  • 科学思想は科学を奨励することによつてのみ高められるものではなく、技術者の前途が恵まれてゐないといふのは、立身出世主義の標準で片づけられる問題ではない。 岸田国士『春日雑記』より引用
  • 官展の特選に狂喜乱舞している志功に、立身出世主義者の姿を見ることは容易たやすい。 長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(上)』より引用
  • 強いてこれに当るものを求めれば、卑近なことでは、明治の立身出世主義をその代表と見做すこともできよう。 河上徹太郎『日本のアウトサイダー』より引用
  • 国も家も、つまりは国家という制度も家族主義もそれにともなう立身出世主義も、ともに個性の自由な伸長を妨害するものとして斥けられた。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • いや立身出世主義の権化ごんげだったんだ。 横溝正史『金田一耕助ファイル15 悪魔の寵児』より引用
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