立身出世の道

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  • それは小木慶三郎が立身出世の道からはずされたことを意味していた。 藤沢周平『三屋清左衛門残日録』より引用
  • 特になりたくもないので俺は立身出世の道を早々に断念することを決意した。 谷川流『涼宮ハルヒの分裂』より引用
  • 大衆とは、いわば庶民に開かれた唯一の立身出世の道であったのだ。 三雲岳斗『カーマロカ 将門異聞』より引用
  • 己れの心、己れの好みをすてて立身出世の道を選んだではないか。 唐木順三『無用者の系譜』より引用
  • 嗣勇も科試こうし出身者と同じく立身出世の道が約束されたシンデレラボーイだ。 池上永一『テンペスト1 若夏の巻』より引用
  • そして一五九二年ごろには若い劇作家シェイクスピアの活躍がロンドンに見られるわけであるから、その間に、彼がロンドンに出て来て、当時多くの青年たちと同様に文筆で立身出世の道を求めようとしたことが推定される。 シェイクスピア/大山敏子訳『ロミオとジュリエット』より引用
  • 立身出世の道が官界にないとすれば、おのれの技術や力量で未来を切りひらかねばならない。 半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』より引用
  • 誰もが羨む立身出世の道を歩んできた朝薫だが、時々ふと寂しそうな眼差まなざしをすることがある。 池上永一『テンペスト2 花風の巻』より引用
  • 修道院に留まり、あるいは戻った学生は立身出世の道を保障され、学生生活を享受することが出来た。 阿部謹也『ハーメルンの笛吹き男 ――伝説とその世界』より引用
  • 彼は階級制度がまだ存続し、身分の隔てが個人的能力を重く圧していた時代に、驚くべき個性を発揮して社会のあらゆる柵を乗り超え、立身出世の道をひらいた不思議な男であった。 ボーマルシェ/辰野隆訳『フィガロの結婚』より引用
  • ロシュフォールは友だち呼ばわりしてくれて、親愛なるボナシュー君といってくれるし、枢機卿も大いに彼のことを重く見ているなどと、絶えず彼のことをおだてるので、小間物屋はいまにも立身出世の道が目の前に開けて来るような気がしてならなかった。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(上)』より引用
  • 女王の思し召し一つで、いかようにも立身出世の道がひらかれるのだから、彼女の宮廷をめぐって、少しでも野心のある男たちが、あらゆる技巧をつくし、この気むずかしい女王様の意を迎えようと懸命になったのも当然であろう。 澁澤龍彦『世界悪女物語』より引用
  • 市長は首都で立身出世の道が開けたとうちょうてんになる、若者は思わぬ贈り物と金でふところがふくらんだので、化けの皮がはげないうちにと逐電ちくでんする。 ゴーゴリ/工藤精一郎訳『死せる魂』より引用
  • その後東京に呼ばれ、兵部省軍防裁判所頭取助役たすけやく追捕手取ついぶてどりに任じられて一代八人扶持ぶちをあてがわれることになったから、八郎は思惑どおり新政府軍人として立身出世の道をたどるかに見えた。 中村彰彦『恋形見』より引用
  • 鷲津毅堂や、その娘を娶った荷風の父永井禾原の如きは、新政府の官僚となって、立身出世の道を歩いた。 唐木順三『無用者の系譜』より引用