立身出世の夢

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  • 十六歳の時、丹造は広島をあとにして、立身出世の夢を宿毎に重ねて、大阪の土を踏んだ。 織田作之助『勧善懲悪』より引用
  • 戦争下の中学時代に将来の立身出世の夢を語りあった彼等であったが、今ではそれぞれが夢の実現を着々と進めている。 大藪春彦『黒豹の鎮魂歌 第一部』より引用
  • また、所謂立身出世の夢をみさしてはならないと思ふ。 岸田国士『犬は鎖に繋ぐべからず』より引用
  • いやでもおうでも抱かねばならなかった立身出世の夢である。 蒲原有明『夢は呼び交す』より引用
  • 商売というものの性質も昨今は急速に変って来ているのだし、従って明治時代に描かれたような個人の立身出世の夢や、この一二年前のような戦時成金への夢想も既に現実のよりどころは喪っている。 宮本百合子『今日の耳目』より引用
  • しばしば、それは、立身出世の夢と結びつき、さらに、失意の連続による自卑ともつながり、いづれにせよ、知らず識らず、「自己を中心とする世界」が殻のやうにその全生活をつつみ、精神のあらゆる襞にまつはり、言動のいつさいを支配してゐるのである。 岸田国士『日本人とは?』より引用