立身出世のため

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  • また、兄とか弟とかの立身出世のために自分を身売りまでする姉や妹があります。 岡本かの子『仏教人生読本』より引用
  • 自身の立身出世のために同僚を売るような行為を卑しんだとされる。
  • 特に立身出世のための関門、あるいはただ単にその糸口という意味で用いられる。
  • 自分の立身出世のために使うに決っていまさあ。 西村京太郎『無明剣、走る』より引用
  • 道三は自分の立身出世のために人を殺す機会には、機会を逃さず、また間髪をいれず、人を殺してきたものだった。 坂口安吾『梟雄』より引用
  • 明治時代に学校制度が施行されてからもしばらくの間は、小学校は進級試験のある課程主義で運営され、それまでの寺子屋に代わる日常生活のための識字の場であり、また立身出世のための学問の場でもあった。
  • 結果がそうなったから、こんな辛辣な推察もしたのであろうが、幕府中期末から幕末にかけての幕府役人は立身出世のためには現代人には思いもおよばないような悪辣な手段をとったものが少なくない。 海音寺潮五郎『列藩騒動録(二)』より引用
  • 機動隊のような戦闘集団は、国のためや民主主義のためという抽象的理念や縦割り社会の特別権力関係、あるいはお金や立身出世のためといったゲゼルシャフト的利益のためでは動かない。 佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』より引用
  • どこか得体の知れぬところのある男だし、自分の立身出世のためなら、裏切りも平気でやるかも知れぬ男とも、半左衛門は、にらんでいる。 西村京太郎『無明剣、走る』より引用
  • 或る多くの人々は、立身出世のために学問をし、他の或る篤志な人々は、社会民衆の利福のために、学術を役立てようと思って学問する。 萩原朔太郎『詩の原理』より引用
  • 戦国のあらしをくぐりぬけてこられた半蔵どのとしては、立身出世のためというより、そうするほかに服部一族の命脈をつなぐ法はないと思案なされたのかもしれぬ。 山田風太郎『自来也忍法帖』より引用
  • とは言え、通園していたのは商人や医師、官僚など有力者の子どもがほとんどで、文部省が「子どもの養育の余裕がない親から子どもを預かるため」に幼稚園を設立することを奨励したにもかかわらず、実際には立身出世のための早期教育を目的として入園させる傾向が強かった。
  • ようするにスミスはステレオタイプな思い込みだけでインディアンの社会を解釈し、自らの立身出世のためにこのような作り話を捏造したのである。
  • しかし、つとめて平静な顔で、当時小木は立身出世のために前妻を離縁し、宮内の縁者となったのだと言う者がいたと話した。 藤沢周平『三屋清左衛門残日録』より引用
  • ヴィットリアの兄でブラキアーノ公爵の秘書でもあるフラミーネオは、自分の立身出世のために妹と公爵を結びつけようと画策していたが、この計画はブラキアーノ公爵の妻イザベラが兄と枢機卿にともなわれて到着したことによって失敗する。
  • 「そういう人たちが、やる気と呼んでいるものって、つまりは自分の家来が立身出世のために見せるスタンドプレィのことなんですよ」磯部はシートに斜めに座り、壁にもたれかかっていた。 森博嗣『少し変わった子あります』より引用
  • その概念が日本にも伝わり、江戸時代に武家では子弟の立身出世のため、武士の庭先で端午の節句あたりの梅雨期の雨の日に鯉を模したこいのぼりを飾る風習があった。
  • 貧しい家庭出身の美青年、ジュリアン・ソレルは立身出世のため聖職者を志し、司祭の紹介で町長のレナール家でラテン語の家庭教師を務める。