立ちこめる

全て 動詞
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  • まわりには霧がまだ立ちこめていて、私たちの姿をうまく隠してくれた。 ドイル/鈴木幸夫・鮎川信夫・内田庶・中尾明訳『シャーロック・ホームズ全集(下)』より引用
  • 下を見ると、幾十丈だか知れない深い谷底に、濃い霧が立ちこめている。 大杉栄『自叙伝』より引用
  • 風防の外は自機の翼端も見えないほどの暗い水の粒子が立ちこめている。 犬村小六『とある飛空士への追憶』より引用
  • 黒雲が立ちこめあたり一面が暗くなると、すぐに激しい雨が降り始めた。 茶屋二郎『遠く永い夢(下)-関ヶ原 戦勢逆転の真実-』より引用
  • おれの不安が車内に立ちこめて、それが運転手にも伝染したかのようだ。 馳星周『不夜城完結編 長恨歌』より引用
  • 彼は、彼のまわりに立ちこめている煙の中から、まず私をジロリと見た。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(1)』より引用
  • なぜならこのうえない深い夜の闇が彼女のまわりに立ちこめていたからだ。 バルザック/佐藤朔訳『従妹ベット(下)』より引用
  • なぜかそのあたりにだけ異様な空気が立ちこめているように見えた。 阿刀田高『猫の事件』より引用
  • 早春から立ちこめていた海霧が去って、底の抜けたような秋晴れが続く。 上西晴治『十勝平野(下)』より引用
  • すると黒い霧が天をさえぎって立ちこめ、方角がわからなくなってきた。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(五)』より引用
  • 頭の中に立ちこめていた濃霧がたちまち消えていくのを明子は感じた。 三浦綾子『病めるときも』より引用
  • 開けたドアから、廊下に静かに立ちこめてくる白い煙が目に入った。 赤川次郎『悲歌』より引用
  • 汽車がトンネルに入ると煙は窓の隙間すきまから入って来て、客室に立ちこめる。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 霧の立ちこめるキャンプ場を一行は長いテントの列を縫って歩き続けた。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 04a ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』より引用
  • 睦男はモツ焼きの匂いがもうもうと立ちこめているような店かと思った。 結城昌治『死者と栄光への挽歌』より引用
  • すでに夜は明けたというのに、重く立ちこめた雲に陽は隠れ、空は暗い。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 03 5121小隊 決戦前夜』より引用
  • 湾に立ちこめていた霧の中から、モーターボートが波を立てて現れた。 つかこうへい『愛人刑事』より引用
  • 祭壇がまつられた和室には目を開けていられないほどの煙が立ちこめていた。 馳星周『不夜城Ⅱ鎮魂歌』より引用
  • 霧のような薄い光が立ちこめるばかりで、見えるものはなにもない。 福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 10 虹の彼方に(下)』より引用
  • 何か、何か正体のはっきりしない悪意が、秋穂の周囲に立ちこめている。 柴田よしき『ラスト・レース 1986冬物語』より引用
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