空しい時間

9 の用例 (0.00 秒)
  • むなしい時間が経過して行き、一人の樵夫きこりにもわなかった。 萩原朔太郎『猫町』より引用
  • 江島が誘拐されてから、今西は、何度、ただ空しく時間がたつ経験をしたろうか。 西村京太郎『消えたエース』より引用
  • その後第二校舎のトイレにこもり、ローカルネットの一人用ゲームでむなしく時間をつぶす。 川原礫『アクセル・ワールド 01 -黒雪姫の帰還-』より引用
  • 私が生きようと死のうと、何処にも波紋一つ立たないだろう、ただ空しい時間だけが流れ去ってゆくだろう。 豊島与志雄『或る男の手記』より引用
  • かれこれ空しく時間を送った為に、日の暮れない内に二回牽くつもりであったのが、一回牽き出さない内に暮れかかってしまった。 伊藤左千夫『水害雑録』より引用
  • 太郎が死んでからのむなしい時間、自分をかえりみずただ道子のために費されたこの十年間を、今こそわたしは取り返すことが出来る、今こそわたしは取り返さなければならない、桂さんを愛することで。 福永武彦『風土』より引用
  • むなしく時間だけが流れていき、考えるのにきたらしいホロはコルからはなれてベッドに行き、腰掛こしかけるやもそもそと尻尾しっぽを取り出した。 支倉凍砂『狼と香辛料Ⅷ 対立の町<上>』より引用
  • しかし、紺野には、重松の発言の主旨はさっぱりわからず、ただ空しい時間が過ぎるだけだった。 佐竹一彦『挙動不審者』より引用
  • 彼是空しく時間を送つた爲に、日の暮れない内に二回牽く積であつたのが、一回牽出さない内に暮れかゝつて終つた。 伊藤左千夫『水害雑録』より引用