空しい努力

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  • そして彼はその考えを追い払おうとむなしい努力をつづけていた。 ドストエフスキー/工藤精一郎訳『罪と罰』より引用
  • 太郎は三日も四日も空しい努力をして五日目にあきらめた。 太宰治『ロマネスク』より引用
  • 博士はそれをふり落とそうと、しきりに頭を振ったが、それはむなしい努力であった。 海野十三『超人間X号』より引用
  • この美学者達の空しい努力が、人々に大きな影響を与えている事は争われぬ様に思われる。 小林秀雄『考えるヒント 3』より引用
  • もっと皆に溶け込んでもらおうと、空しい努力をしていたころだ。 宮部みゆき『名もなき毒』より引用
  • 哲学と科学との関係に就いての今まで述べたような近代の様々な解釈の空しい努力も亦、ここに始まるのだった。 戸坂潤『科学論』より引用
  • そのための、いじらしくも空しい努力が、文化国家としての印象付けだったのである。 和田利夫『昭和文芸院瑣末記』より引用
  • 第三夜も第四夜もまた空しい努力に帰しました。 佐々木味津三『旗本退屈男』より引用
  • 言葉で人の心を動かせるはず、言葉で世界を変えられるはずと希望を抱いて、空しい努力を続けている。 山本弘『まだ見ぬ冬の悲しみも』より引用
  • 温めても、結局見えなくなってしまうことを知りながらも、しかし空しい努力を続けずにはいられない。 北条民雄『眼帯記』より引用
  • 宙に浮かんだ円球上の蟻めいた数日が過ぎると、惟之はその空しい努力を放棄した。 中井英夫『とらんぷ譚』より引用
  • 必死で、首にむ指を引きはなそうとするが、それはむなしい努力に過ぎなかった。 赤川次郎『魔女たちの長い眠り』より引用
  • ルパンは二週間にわたる空しい努力のあとで、結局あきらめるほかなかった。 ルブラン/山辺雅彦訳『水晶の栓』より引用
  • むなしい努力だとは知りつつも、ふと気がつけば知らず知らずのうちに周囲の目の色を確かめながら歩いている自分が珠会はおかしくてならなかった。 秋山瑞人『龍盤七朝DRAGONBUSTER 第二回(電撃hp Vol.44)』より引用
  • 僕は自分を抑制するためのむなしい努力をした後、看護婦を呼んで、何週間ぶりに、サンルームへ寝椅子ごと運んでもらった。 大江健三郎『死者の奢り・飼育』より引用
  • ファクスランジュ嬢も胸のうちにいこいを探し求めたが、空しい努力でしかなかった。 サド/澁澤龍彦訳『恋のかけひき』より引用
  • なぜそこまで空しい努力を続けてまで大樹を倒さなければならないのか、その理由も村長は鹿爪らしい口調で語ったものだ。 九里史生『SAO Web 0401 第一章~第三章』より引用
  • 私のこの空しい努力はいつも果されなかった。 室生犀星『幼年時代』より引用
  • あの不運な二人の男が、安全ベルトの留め金を外そうとやっきになって空しい努力をしている間に、他の乗客は皆、静かに飛行機を降りて行くことになった。 ナポレオン・ソロ・シリーズ『06 気ちがい科学者』より引用
  • 鬼瓦を見て泣いている大名に、あなたの奥さんばかりじゃないのだからと言って慰めても石を空中に浮かそうとしているようにむなしい努力にすぎないでしょうし、又、皆さんの奥さんが美人であるにしても、そのためにこの狂言が理解できないという性質のものでもありません。 坂口安吾『文学のふるさと』より引用
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空しい努力 の使われ方