福々しい

全て 形容詞
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  • スペードのようにとがっていたあごが今では二重になって福々しくみえた。 今邑彩『赤いベベ着せよ…』より引用
  • 左の耳下に福々しいこぶがあるところから、人呼んでこれをこぶ泥というのよ。 佐々木味津三『右門捕物帖』より引用
  • そして、そういう料理人にふさわしく、福々しい顔と体つきをしていた。 荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』より引用
  • 福々しい父親に似ぬ、冷たい感じすらする面長の美しい娘であった。 山田風太郎『明治断頭台 山田風太郎明治小説全集7』より引用
  • 老妻といっても、四十四、五の福々しい顔の上品におっとりしたひとであった。 太宰治『姥捨』より引用
  • 二人とも福々しい相で、福山は名前もいいが、風土もゆたかなのであろう。 戸板康二『新々ちょっといい話』より引用
  • 福々しい丸顔は大きく弛み放しであり、これで気分が悪かろうはずがない。 佐藤賢一『王妃の離婚』より引用
  • 舌や口に朱を描くというのであるから、この首は口を開いている顔になるのであり、福々しくするとは笑顔ということである。 高橋克彦『南朝迷路』より引用
  • 商人は笑ったが、ふとっていて、食べものもよいので声までが福々しかった。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(1部)』より引用
  • 太り気味の福々しい見かけで、軍にいた頃はその見かけどおりの人格で部下をまとめていた。 佐藤大輔『皇国の守護者2 名誉なき勝利』より引用
  • なにか思念に沈んでいるかのように顔をかしげているのだが、その顔は前のものよりはずいぶんと福々しい。 藤村由加『人麻呂の暗号』より引用
  • そういえば、福々ふくぶくしい顔なんだけれど、どことなくきついところがあったな。 海野十三『少年探偵長』より引用
  • 障子をあけて入って来た男は、中年の商家の隠居とも見える福々しい相をしていた。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 品の良い老人の直面ひためんが、白式尉はくしきじように似た福々しい笑顔に変わる。 山藍紫姫子『花夜叉』より引用
  • が、旦那の指は、顔と同じように福々しいだけで、あまり器用ではないようだった。 広瀬正『マイナス・ゼロ』より引用
  • 弁天が何か耳もとで囁くと、老人は福々しい笑みを浮かべた。 森見登美彦『有頂天家族』より引用
  • 声量豊かな民謡歌手らしい、福々しい容姿にも親しみが持たれている。
  • と、鴻池こうのいけ善右衛門のように福々しい佐渡屋の旦那は手を出した。 広瀬正『マイナス・ゼロ』より引用
  • そうでなくとも福々しい顔つきの庄野は、実際にわれわれにとってしばしば貴重な金ヅルであった。 安岡章太郎『良友・悪友』より引用
  • 仰向あおむけになって、じっとそのほしつめていますと、それが福々ふくぶくしいおじいさんのかおになってえました。 小川未明『酔っぱらい星』より引用
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福々しい の使われ方