磯臭い

全て 形容詞
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  • また、死後に時間が経つと磯臭さが強くなるので、この点でも注意を要する。
  • 僅か三部屋の小さな家の中を、磯臭いそくさい風が吹き過ぎると、音吉は窓に寄って海を見た。 三浦綾子『海嶺(上)』より引用
  • 二人は元の路を逆に歩いているつもりであったが、どう間違えたものか、変に磯臭いそくさ浜辺はまべへ出た。 夏目漱石『行人』より引用
  • 二台の人力車はその間に磯臭い墓地の外へ通りかかつた。 芥川竜之介『或阿呆の一生』より引用
  • はじめの二日ばかり磯臭くて閉口したが、それでも、これだけが命の綱と思えば贅沢はいわれぬ。 井上ひさし『手鎖心中』より引用
  • 夏は身が磯臭いが冬には磯臭さが薄れるので、冬が旬とされる。
  • 夏は身が磯臭いが冬には磯臭さが薄れるので、冬が旬とされる。
  • 獲れたての魚を、生で口に入れると、いわゆる磯臭さとちがった、一種のいい匂いがある。 獅子文六『食味歳時記』より引用
  • 二台の人力車はその間に磯臭いそくさい墓地の外へ通りかかった。 芥川龍之介『或阿呆の一生・侏儒の言葉』より引用
  • 身は磯臭いが、新鮮なうちに内臓を傷つけずに除去し、血抜きをするとよい。
  • 多くの種が食用として利用されるが、一部の種では釣ってすぐ締めないと磯臭いにおいがするという。
  • ただし、磯釣りでオキアミ類が撒き餌として大量に使われるようになり、食性が変化したのか磯臭さがなくなったともいわれる。
  • この前は翌朝、戸をあけてフーッと深呼吸をし、磯臭いものを感じさせたが、今度はお台場のことを言って雰囲気を出した。 正岡容『随筆 寄席囃子』より引用
  • 風があるのか、海面には小さい波が立ち騒いでおり、くるまの中に潮風と共に磯臭いにおいが吹き込んで来た。 井上靖『崖(上)』より引用
  • そのため、夏は磯臭いが冬場は臭みが少なくなり美味となる。
  • 毒の棘をもつうえに肉が磯臭いので人や地域により嫌われるが、徳島県や和歌山県などでは美味な魚として珍重する。
  • 身は歯ごたえのある白身で、クロダイのような磯臭さもない。
  • その晩磯いそ臭い空気のこもった部屋の中で、枕にはつきながら、陥穽おとしあなにかかった獣のようないらだたしさを感じてまぶたを合わすことができなかったと君は私に告白した。 有島武郎『生まれ出づる悩み』より引用
  • 身はタイ科らしく歯ごたえがある白身で、特に旬を迎えた夏頃のものはマダイにも劣らない美味とされるが、やや磯臭いと言う者もいる。
  • しかしわたくしは橋の欄干に身をせ、見えぬながらも水の流れを見ようとした時、風というよりもほほれる空気の動揺と、磯臭い匂と、また前方には一点の燈影とうえいも見えない事、それらによって、陸地は近くに尽きて海になっているらしい事を感じたのである。 永井荷風『放水路』より引用
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