破れ

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  • こうした五十円内外の手数料で出来た結婚が破れ易いのは云う迄もない。 夢野久作『街頭から見た新東京の裏面』より引用
  • この時扉の板が破れて、にゅーっと一本の腕が出て、鍵を開けようとする。 ルブラン・モーリス『奇巌城』より引用
  • あれは、その掌の破れた処からニジミ出している血の痕跡あとで御座います。 夢野久作『ドグラ・マグラ』より引用
  • 実は第一第二の難関も破って破れなくはなさそうに思うんだが。 芥川竜之介『妖婆』より引用
  • 返さないのは清をみつけるのじゃない、清をおれの片破かたわれと思うからだ。 夏目漱石『坊っちゃん』より引用
  • いきなり頭の方へ噛み付くと皮が破れて緑色の汁が玉のように吹き出した。 寺田寅彦『蜂が団子をこしらえる話』より引用
  • 四高弟の眼には、そのせつな、破れ障子のような武蔵のすがたが見えた。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • 私は破れた行李こうりを出して、その中に座蒲団を敷き母をその中に坐らせる。 林芙美子『新版 放浪記』より引用
  • しかしこれでは枠が破れていて、ただ表面的に維持されているに過ぎないのではないか。 ワルラス・マリー・エスプリ・レオン『純粋経済学要論』より引用
  • 人々はモーゼの書いた文書が破れていなければ、立派ではないと云うであろう。 松永延造『職工と微笑』より引用
  • もうさうなるとよほどよく出來たものでも、何處にか破れが出來てゐるのだ。 若山牧水『樹木とその葉』より引用
  • 彼は破れたポケットの中から一文銭を四枚取りだして、私の手の中においた。 魯迅『阿Q正伝』より引用
  • たしかに思ひ通りにならないといふことは、勝負に破れたといふことですからね。 岸田国士『荒天吉日』より引用
  • 筆に力がはいりすぎて途中で紙が破れたことなども時々あった。 上村松園『三人の師』より引用
  • 金網の破れから猫が手を入れて引っかけそこなったものと思われた。 寺田寅彦『藤棚の陰から』より引用
  • 思考波スクリーンは破れ、キニスンは、たちまちその男の心を支配した。 E・E・スミス/小西宏訳『(レンズマン・シリーズ1) 銀河パトロール隊』より引用
  • 貴様は今頃になって気がついて、破れた窓を調べに行ったが、もう遅い。 甲賀三郎『計略二重戦』より引用
  • けれどもある朝そのかすかな希望さえ破れねばならぬような事件がまくし上がった。 有島武郎『或る女』より引用
  • 人は雑居し、骨肉食を争い、破れ電車に命をかけて押しひしめいている。 坂口安吾『帝銀事件を論ず』より引用
  • 佐吉さきちていると、高窓たかまどやぶれから、ちらちらとほしひかりがさしこみます。 小川未明『酔っぱらい星』より引用
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