破れ鍋

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  • 奥さんという人の気が知れないが、要するになべぶたなんだろう。 平安寿子『素晴らしい一日』より引用
  • 円匙えんぴが足りないので、民家で見つけたなべや棒を動員して掘って行く。 大岡昇平『野火』より引用
  • 帰朝して六年めに四十歳で始めて娶ったが二十八歳の素女で、破れ鍋どころか完璧だった。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • なべぶたで、当人同士はうまくいっていると思っていたのだが、平社員Bの話によると、奥さんは実家に帰ったらしいとのことであった。 群ようこ『無印不倫物語』より引用
  • なべぶたといったふうに似合っていなくもない。 藤沢周平『隠し剣孤影抄』より引用
  • なべが一つ、箱の底にゴロッと転がっているんです。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • ねえ君夜になると客に咬み付かないかね、アレなら今のノッペリした男と一対だね、どうも天の配剤、破れ鍋われなべにトジぶたとはこれを称していう。 今村信雄編『古典落語(上)』より引用
  • 思いきや、ころがりでたのは、黒々くろぐろなべが一つ! 林不忘『丹下左膳』より引用
  • 古めかしくなべじぶたと自覚して、ゆくゆくこの軽量級ヽヽヽとは結婚してもいいくらいにおもっているんです。 深田祐介『スチュワーデス物語』より引用
  • れ鍋にじブタで、いっそ丸ごと面倒みちゃおかしらんという気にもなったのよ。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(下)』より引用
  • 熊楠も破れ鍋、ドッコイ、完璧に逃げられては換えがないから、実際よっぽど参って居ると自白して置く。 南方熊楠『十二支考』より引用
  • 嫁入りロはなんぼでもあるわィ、なあーッ、昔からよういうやろ、なべぶたちゅて、ハッハァ、お、お前らみたいな顔してても、またお前らみたいなかかあを持つやつがあるのやさかい、心配せんでもええわい。 笑福亭松鶴『上方落語100選(3)』より引用