破れ穴

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  • 天井を見ると、鼠のいる場所のちょうど真上に破れ穴があいていました。 宮本輝『錦繍』より引用
  • 破れ穴が高いときには少年の一人が他の少年に肩車かたぐるますればよかった。 海野十三『骸骨館』より引用
  • 踊り場の破れ穴の見える場所に席を移し、正面から破れ穴を睨みつけた。 深田祐介『暗闇商人(上)』より引用
  • たしかにこのくらいの雲模様ならば、あちこちに破れ穴が口を開けているだろう。 阿刀田高『空想列車(下)』より引用
  • 嵐と夜陰に乗じて、東門の西の築地塀の破れ穴より脱出なされるように。 新田次郎『新田義貞(下)』より引用
  • 五十センチもあった破れ穴の跡は、すでにどこにもなかった。 光瀬龍『作戦NACL』より引用
  • しかし、びくともしなかったので屋根にある破れ穴から紐を伝って降りた。
  • そのとき、正高は、破れ穴のすぐ真下に、もう一つ動くものの気配を感じた。 赤江瀑『正倉院の矢』より引用
  • フランスは当時そのパリーと同じように、崩壊や漆喰しっくいや破れ穴でいっぱいでした。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 壁には破れ穴ができていて、そこから猫をぽんとほうり出せそうなくらいだからなあ。 ビアス『ビアス怪異譚(2)』より引用
  • そして佐伯はいわばその古障子の破れ穴とでもいうべきうらぶれた日日を送っていたのである。 織田作之助『道』より引用
  • 古障子の破れ穴のように無気力だった京都は、新しく障子紙を貼り替えたのだ。 織田作之助『大阪の憂鬱』より引用
  • その破れ穴から死者を出すと、死霊が後戻りしても入り口が分らぬようにすぐ塞いだ。 上西晴治『十勝平野(上)』より引用
  • 障子の破れ穴の一つに怪しい者の眼球めだまが光るような気がした。 田中貢太郎『黄灯』より引用
  • 懐中電灯をつけてみると、雪洞せつどうのふたをした雨合羽の破れ穴から雪が吹きこんでいた。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 雨合羽の破れ穴から吹きこんだ粉雪は、彼という障害物に衝突して、その流線がはなはだしく変えられていたのである。 新田次郎『孤高の人』より引用
  • 大の男がじぶんの前に立ちふさがるし、おまけに戸のやぶあなから、いろんな動物どうぶつがのぞいています。 ロフティング『ドリトル先生物語01巻 ドリトル先生 アフリカゆき』より引用
  • 縁がギザギザになった破れ穴から、五十ヤードほど離れたところの道を小さな灰色のバンが通り過ぎるのが見えた。 クーパー『(闇の戦い3)灰色の王』より引用
  • それは気密室から艇外にもれはじめた空気が、艇の外廓の、破れ穴を通るときに発する音だった。 海野十三『宇宙戦隊』より引用
  • するとやがて、猪間大尉が息せき切ってかけてくる姿が、紙障子の破れ穴からのぞいていた僕の目にうつりました。 小島信夫『アメリカン・スクール』より引用
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破れ穴 の使われ方