破れ傘

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  • 葉がみんな南に向って倒れ、ひどいのは破れ傘のようになっている。 井伏鱒二『黒い雨』より引用
  • 破れ傘はすててきたとみえるが、なお六、七本の傘を背に負っている。 山田風太郎『外道忍法帖』より引用
  • 和名の由来は、芽出しの頃の若い葉の様子が「破れ傘」に似ることによる。
  • 喧嘩好きだが努力家で、特訓の末に殺法破れ傘や三段拳法などの技を編み出す。
  • どこで手にいれたのか、破れ傘をさして、足が少しよろめいていたのは、あの店以前にもどこかで飲んだせいらしい。 山田風太郎『明治断頭台 山田風太郎明治小説全集7』より引用
  • やぶがさの下で黄色きいろいぎょろ目が行灯あんどんの炎のようにかがやいていた。 有沢まみず『いぬかみっ!10』より引用
  • 怒涛となった威力の前には魔法障壁の結界などは破れ傘ほどの防御力も発揮するものではなかった。 伏見健二『サイレンの哀歌が聞こえる』より引用
  • 式部の手から拳を引き離し、破れ傘をはためかせて横殴りの雨の中に後退る。 小野不由美『黒祠の島』より引用
  • なにも、やぶがさぐるまほねらせてはこばせずとことよ。 泉鏡太郎『神鑿』より引用
  • ふいに信乃は路傍に飛んで、草に伏し、そこにおちていた破れ傘で身をかくした。 山田風太郎『忍法帖4 忍法八犬伝』より引用
  • それでわかったのは、この近村の路傍の家に、この木の美しく実のったのに、破れ傘を覆うているのがあった。 柳田国男『野草雑記・野鳥雑記』より引用
  • この種の和名は破れ傘裏星で、葉の形が傘が破れた状態に似ていることからの名称であるが、むしろキク科植物のヤブレガサに見立てたものと思われる。
  • 中山義秀はその日朝から『文學界』の原稿「破れ傘」を書いていた。 巖谷大四『懐しき文士たち 昭和篇』より引用
  • 天守閣の屋根のしゃちが、かっとむいた歯のあいだに、大きな破れ傘の柄をくわえていたのである。 山田風太郎『忍法帖3 伊賀忍法帖』より引用
  • 五段目の定九郎はもとはどてら姿のいかにも山賊らしい拵えだったのが、仲蔵は黒羽二重の着付け、月代の伸びた頭に顔も手足も白塗りにして破れ傘を持つという拵えにしたのである。
  • おなみを見送って土間口の戸を閉めた時、破れ傘はまるで捨て猫のようにしょぼくれて三和土に置き去りにされていた。 宇江佐真理『髪結い伊三次捕物余話 幻の声』より引用
  • 古い下駄だの、破れ傘だの、板ぎれなどが運ばれていた。 松本清張『かげろう絵図(上)』より引用
  • 観衆はマントや破れ傘に隠れて見えはしない。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 03 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』より引用
  • 破れ傘をななめにして宇之助が南割下水のほうへ急いでゆくのを見送ってから、重蔵はまた巡邏の足を運びはじめた。 山田風太郎『地の果ての獄(上)』より引用
  • 破れ布に破れ傘、これも誰ゆえ小桜ゆえ。 正岡容『わが寄席青春録』より引用
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破れ傘 の使われ方