破れん

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  • 核炉を破壊せねば壁は破れんし、そのためにはまず壁を破らねばならん。 菊地秀行『吸血鬼ハンター03 D-妖殺行』より引用
  • いくら、貴殿が慣例を破っても、こういうことは勝手には破れんからな。 菊池寛『吉良上野の立場』より引用
  • ふたりの刑事が力をあわせて、ドアも破れんばかりにドンドン叩く。 横溝正史『吸血蛾』より引用
  • そういっているとき、扉がどんどんと、破れんばかりに叩かれた。 海野十三『浮かぶ飛行島』より引用
  • そして死体に身を投げかけ、心も破れんばかりに泣き咽び始めた。 フーリック/大室幹雄訳『中国迷路殺人事件』より引用
  • だがその直後、鼓膜も破れんばかりのトラックのホーンが鳴りひびいた。 伊都工平『天槍の下のバシレイス1 まれびとの棺 〈上〉』より引用
  • その間にもおくらは、破れんばかりに戸を叩き続けている。 藤沢周平『喜多川歌麿女絵草紙』より引用
  • 重い扉をあけて、やや暗い店内に入ったとたん、耳も破れんばかりの大きな音で、音楽が鳴っていた。 胡桃沢耕史『翔んでる警視正 平成篇4 ランバダに酔いしれて』より引用
  • 踏台でも使って相当念を入れるのでなければ、尋常なことではオイソレとこの窓は破れんのである。 久生十蘭『魔都』より引用
  • 一つの主題自身が、まさに破れんとする平衡の上に慄えている。 小林秀雄『モオツァルト』より引用
  • 司令室は地震のようにゆれ、壁は破れんばかりにきしんだ。 宇宙英雄ローダン・シリーズ『08 銀河の時空を抜けて』より引用
  • 中身は一杯いっばいまっているらしく、やぶれんばかりにふくらんでいる。 水野良『魔法戦士リウイ 第00巻』より引用
  • 太四郎にそそのかされ、そう言ってはじめて家の者をあざむいたとき、志野は胸も破れんばかりの思いをしたのだが、三度目の今日はわけもなく言えたという気がした。 藤沢周平『隠し剣孤影抄』より引用
  • この時彼のちひさき胸は破れんとするばかりとどろけり。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 酒杯さかずきを持って、曹操が起立すると、ふたたび破れんばかりな勝鬨の嵐が起った。 吉川英治『三国志』より引用
  • ちょっとやそっとでは破れんさ。 むぅ『「未来に向かって」』より引用
  • 来てくれるか、くれないかはわからぬが、ともかく手も破れんばかりの拍手をして、あとはスト嬢の大御心おおみこころすがるよりほかないのである。 東海林さだお『ショージ君のにっぽん拝見』より引用
  • そして入口の扉は、破れんばかりに、うち叩かれている。 海野十三『地球要塞』より引用
  • 写楽は自分の身体に唾を吐きかけたくなって、障子を破れんばかりに音たてて締めた。 井伏鱒二『小説日本芸譚』より引用
  • とその男の背中と思うあたりの硝子をれんばかりに叩いたが、彼は背中にのみがゴソゴソ動いたほども感じないで、やがて向うへいってしまった。 海野十三『見えざる敵』より引用
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