破れかけ

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  • 一度破れかけて、下から別の紙で補修された跡がはっきり残っている。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』より引用
  • れいの反神的な仕事に破れかけたことを、太宰は第二の原因としてあげている。 野原一夫『太宰治 生涯と文学』より引用
  • 椅子のカバーが破れかけていて、中身の黄色いスポンジが見えていた。 乙一『死にぞこないの青』より引用
  • 彼女の破れかけた羽根がわずかな振動を感知して揺れ震えたのだ。 伏見健二『サイレンの哀歌が聞こえる』より引用
  • 自分によって、雅子の禁欲が破れかけた瞬間を見たと佐竹は思った。 桐野夏生『OUT(下)』より引用
  • 破れかけた下着からだらりとした自分のものが見えた。 瀬名秀明『パラサイト・イヴ』より引用
  • それでも破れかけた立看板が立っており、切符売場にはぽつねんと一人の女の子が坐っていた。 北杜夫『楡家の人びと (下)』より引用
  • 靴は損じたものが多く、きれいに磨いている靴などほとんど見かけず、布の靴の汚れたのや破れかけたのが目立って多くなった。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • れいの反神的な仕事にも破れかけた。 太宰治『東京八景』より引用
  • 瑠璃子は、客を案内する毎に、旧式の椅子の蒲団クションが、破れかけてゐることなどが気になつた。 菊池寛『真珠夫人』より引用
  • ずいぶんでっかくて重い貨幣のことゆえ、ポケットが超満員でほとんど破れかけた。 北杜夫『マンボウぼうえんきょう』より引用
  • 破れかけた袋を開くと、クッキーは本当に欠片かけらだけになってしまっていたが、それでも一応摘めるぐらいの分は残っていた。 竹宮ゆゆこ『とらドラ! 第01巻』より引用
  • けれど、破れかけたソファの横にあるスタンド式の灰皿しか見当たらなかった。 山本文緒『きっと君は泣く』より引用
  • 人は、生活に破れかけて来ると、どうしても何かの予言に、すがりつきたくなるものでございます。 太宰治『愛と美について』より引用
  • じっと据ってる眼付、すりきれた外套に破れかけた古靴、そしてへんに足が早かった。 豊島与志雄『椎の木』より引用
  • ガマ口が破れかけて来たのと、襟巻を何処かへ置き忘れて来たので、代りを新調せねばならぬ。 岸田国士『北支物情』より引用
  • 心臓が破れかけ、肺は十分な空気を求めてあえいだ。 菊地秀行『吸血鬼ハンター01 吸血鬼ハンター“D”』より引用
  • カバーの破れかけたソファーが片隅にあって、そこにたいていいつも、部員のだれかが寝転ねころがっていました。 乙一『さみしさの周波数』より引用
  • 若林は、宿河原しゅくがわらの湿地帯に近い、崩れかけの土塀どべいの破れかけのかしの門を持った四十坪ほどの敷地の家の前で一度車をめた。 大藪春彦『唇に微笑心に拳銃 前・後編』より引用
  • 形見には死亡年月日と所有者の名前をメモした紙が張り付けてあったが、多くは破れかけていたり、字がにじんで判読不可能になっていたりして役に立たなかった。 小川洋子『沈黙博物館』より引用
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