瞬くひま

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  • またたくひまもなく、彼女は幾千という銀河系の間を通過しているのである。 E・E・スミス/川口正吉訳『ヴァレロンのスカイラーク』より引用
  • しかし、それとても五十人の船員が食ったらば、またたくひまに無くなってしまうことであろう。 ドイル・アーサー・コナン『世界怪談名作集』より引用
  • そして瞬くひまに、そのまま御殿の外に運び出されて、二人の知らない場所に下ろされましたが、そこは外ならぬアラジンの部屋でした。 佐藤正彰訳『千一夜物語 07』より引用
  • どこの国でも商売にぬけ目はなく、混雑の間をくぐってこのいたずら道具を売り歩いている商人も沢山あるが、百本や二百本のウィスクは瞬くひまに売れ切ってしまうので、土地馴れない我々には容易に買い付けられない。 岡本綺堂『倫敦の一夜』より引用
  • この国のことわざにも、光陰に関守せきもりなしと申す通り、とかうする程に、一年ひととせあまりの年月は、またたくひまに過ぎたと思召おぼしめされい。 芥川竜之介『奉教人の死』より引用
  • またゝくひまに街の兩側に避けたる人の黒山の如くなる間を、兩脇より血を流し、鬣戰たてがみそよぎ、口よりあわ出でたる馬は馳せ來たり。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • その峡谷に面した部屋は、一日に数分間まあほんの瞬くひましか日がささぬので、自然借り手がつかず、殊に一ばん不便な五階などは、いつも空き部屋になっていましたので、僕は暇なときには、カンバスと絵筆を持って、よくその空き部屋へ入り込んだものです。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』より引用
  • この飛報は、瞬くひまに、山又山を越え、海の外までも傅はりて、一團の愁雲忽ち東海の空を掩へり。 大町桂月『箱根神社祈願の記』より引用
  • この時、二点三点、粒太つぶふとき雨は車上の二人がきぬを打ちしが、またたくひまに繁くなりて、湖上よりの横しぶき、あららかにおとづれ来て、べにしたる少女が片頬かたほおに打ちつくるを、さしのぞく巨勢が心は、唯そらにのみやなりゆくらむ。 森鴎外『うたかたの記』より引用
  • どんな財産だって瞬くひまです。 江戸川乱歩『江戸川乱歩全短編03 怪奇幻想』より引用
  • そは汝を瞬くひまに、世にも心つつましきとりことなさん。 佐藤正彰訳『千一夜物語 03』より引用
  • そして、瞬くひまに全市にひろがってしまった。 黒島伝治『武装せる市街』より引用