瞬くうち

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  • 瞬くうちに、彼は、手術台から覆いを引きはぐと老婦人の首に手をあてた。 クイーン/二宮佳景訳『オランダ靴の秘密』より引用
  • そして瞬くうちに姿を消してしまったのだった。 横溝正史『呪いの塔』より引用
  • 鷹原がはずんだチップのせいか、馬車は瞬くうちにロンドン病院に到着した。 服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』より引用
  • 不意なことが起ったりして、小さい水たまりは瞬くうちに蒸発してしまいますね。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 戦闘的な態度はまたたくうちに消えてしまった。 ダイン/鈴木幸夫訳『僧正(ビショップ)殺人事件』より引用
  • 収容施設群は瞬くうちに拡大した。
  • ドジュナは瞬くうちに窓のところへ来ていた。 クイーン/二宮佳景訳『オランダ靴の秘密』より引用
  • 瞬くうちに船一パイになったら、残余あとはソレキリ打っちゃらかしだ。 夢野久作『爆弾太平記』より引用
  • はじめ指先で少し摘んで試みると、次にはもう瞬くうちにそれを平らげてゐるのだつた。 原民喜『小さな村』より引用
  • すると、どこからとも知れず十数羽の鳩があわただしく下りて来て、瞬くうちに平らげてしまう。 大杉栄『獄中消息』より引用
  • 私がバスを下りてみると、秋雨がぽつぽつと顔にかかって、土地の人らしい相客たちは瞬くうちに四散してしまい、残ったのは私一人である。 福永武彦『第二随筆集 遠くのこだま』より引用
  • それで何カ月もかかって製作した花火を、両国の川開きなんかでまたたくうちにぽんぽん上げてしまう。 福永武彦『風土』より引用
  • こうやって、瞬くうちに、わたしたちは巧妙に機敏に、他人の面上に書かれた象形文字を判読する。 ウルフ/鈴木幸夫訳『波』より引用
  • さういふわけで、彼は日本画式へいはゆるエスプリから直接法に悟入したので、技術は瞬くうちに征伏され統御されて、進歩の驚くべきものがあつた。 木村荘八『岸田劉生の日本画』より引用
  • またゝくうちに箱根はこねえ、沼津ぬまづの千本松原ぼんまつばらうへんでゐた。 小島政二郎『海燕』より引用
  • 昨夜の吹矢を、後で詮索せんさくをする積りで、ほんのしばらく風呂場の棚の上へ置いたのを、誰の仕業か知りませんが、瞬くうちになくなってしまったのです。 野村胡堂『銭形平次捕物控 07』より引用
  • 激しい嫉妬深い気象を持ったおまきは、瞬くうちに家庭の主権者として、良人に命令を与える地位に立った。 宮本百合子『光のない朝』より引用
  • こうして岩内じゅうの漁夫たちが一生懸命に捕獲してきた魚は瞬くうちにさらわれてしまって、墨のように煙突から煙を吐く怪物のような会社の製造所へと運ばれて行く。 有島武郎『生まれ出づる悩み』より引用
  • この、ホテル・アムステルダムの十四号室に昨夜ゆうべ誰か泊って、しかもその好奇ものずきな人間は朝になってもまだ生きている、という愕くべき報知は、瞬くうちに近処に拡がって、奇蹟のように人々に眼を見張らせた。 牧逸馬『ロウモン街の自殺ホテル』より引用
  • そして私の想いも、瞬くうちにロンドンに! 服部まゆみ『一八八八 切り裂きジャック』より引用
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