眺める目

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  • 伊庭は地図から顔をあげ、腕を組んで遠くを眺める目つきになっていた。 半村良『戦国自衛隊』より引用
  • 人には気付けぬわずかな変化でも、それをわが物として眺める目には大きな楽しみがあるのだ。 半村良『幻視街』より引用
  • デートしたい「隠れ美人」ではなく、残念な相手を眺める目つきに変わっている。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~』より引用
  • 六十になっても、自分の子をつき放してながめる目をってしい、というのが僕の希望です。 立原正秋『冬の旅』より引用
  • 智と京介をながめる目が、不気味ぶきみなものを見る目つきになっている。 岡野麻里安『銀の共鳴2 水の伏魔殿』より引用
  • 彼らが自分たちの仕事の成果を眺める目つきには、微妙な、分析してみればそれぞれの日本人全部に共通するような、あるとらえがたい表情が含まれていた。 堀田善衞『広場の孤独』より引用
  • 自分の妻を眺める目ではない。 松本清張『波の塔(下)』より引用
  • 路傍の看板を眺める目で男を見ていた。 牧野修『だからドロシー帰っておいで』より引用
  • その終末の側から眺める目をわがものにし、しかもその終末を与える決断がわが手にかかっていると感じること、それこそ私の自由の根拠であった。 三島由紀夫『金閣寺』より引用
  • ふっと息をついてしげしげと眺める目つきが、透にはふとうとましい。 栗本薫『翼あるもの3』より引用
  • 騎士の用意したさやに女王がカーテナ=セカンドを収めているのを眺める目にも、どこか余裕がある。 鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第17巻』より引用
  • すると篠塚は表情を止め、誠の顔をしげしげと眺める目をした。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • 夏貴を、知らない深海生物でも眺める目つきで見ている。 畠中恵『百万の手』より引用
  • しかし、少年時代のニューヨーク生活などの経験から、タンゴ奏者でありながらもタンゴを外から眺める目もまた持っていた。
  • やがて、ソプロスキンはゆっくりと、それとはわからぬほど微かにうなずき、どこか遠くを眺める目つきで低く言った。 ホーガン『巨人たちの星』より引用
  • そして、バルスームの表面から最後の生命が消滅した後も、さらに悠久の歳月の間、これらの作品は残り、それを眺める目も、でる心もないままに、死んだ冷たい惑星に乗って、永遠に宇宙を突進することだろう。 バローズ『火星シリーズ10 火星の古代帝国』より引用
  • そうした、元は自分が絶対視していたものを客観的にひややかに眺める目がなければ、所詮しょせん人間は自我と独断をみずから正当化し、狭い世界に閉じこもるしかないのではあるまいか。 眉村卓『不定期エスパー5』より引用
  • 宋純に率直に自己を反映させるのでなく、日朝貴族の混血の子とし、「事物を平均化して眺める目」を持つ青年と性格づけた事が、あるがままの表現を妨げる結果を生んだのであろう。 高井有一『立原正秋』より引用
  • 倉田は、遠くを眺める目つきをした。 赤川次郎『過熟の実』より引用
  • 垣根を眺める目に畏敬の念が溢れていた。 平岩弓枝『御宿かわせみ 33 小判商人』より引用
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