眷族
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名詞
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追々昵懇を重ねて心置きなく物を言ふ間柄となるうちに、独居の和尚の不便を案じて、なにくれと小用に立働くやうになり、いつとなくその高風に感じ入つて自ら小坊主に姿を変へ、側近に仕へることとなつた。この狸は通称を団九郎と云ひ、眷族では名の知れた一匹であつたさうな。ほどなく経文を暗んじて諷経に唱和し、また作法を覚えて朝夜の坐禅に加はり、敢て三十棒を怖れなかつた。
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富士見は思いだした。凛子は、神社ひとつにつき最低ふたりの御眷族がついていると言っていた。神社の門の前には、阿吽で一対の狛犬や狐が鎮座しているものだ。
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まじめな百姓わざも出来ないで、明けても暮れても殺生ばかりしていやあがる。おれたちの六親眷族はみんな貴様たちの手にかかって死んだのだ。しかし今夜こそは貴様の天命も尽きたぞ。
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あたくしたち、星たちの眷族のふりをしてどんな得があるのかしら?
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お前の一族は本来神に従事しなければならない立場にあった。しかし三〇〇年ばかり前に、神や我々〈眷族〉の前から隠れたのだ。見つけ次第、神に代わって罰を当てようと思っていたが、その様子では理由も真実も聞かされずに育ったようだな。
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それに付いては沢山の眷族を使つて、三人の奴を引戻して来ねばなりませぬ。
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と云ったら、男ばかり集っていて、何うして子孫が絶えぬかと云う疑問が起るに相違ないが、彼等は夜に乗じて麓の里へ降って、見当り次第に小児を攫って行く。で、女の児は生長するのを待って結婚する、男の児は自分達の眷族にして了う。勿論、同族結婚などを頓着しているのでは無い。
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そこで自らが殺した加藤の先導で紗羅の魂を探す内、紗羅に瓜二つの少女・ドールや地獄門鍵守人・ウリエルとも戦い正気に戻した刹那だが、紗羅の魂がウリエルの元に一時保管されていた事、既に天界に連れ去られた後であった事を知らされる。またドールとの戦いで消滅し掛けていた加藤を、刹那は眷族として蘇らせた。一方、炎の祭壇では刹那の魂と肉体を結んでいた伝説の魔剣・七支刀御魂剣が、双子の邪鬼の少年・ボイスにより抜かれてしまった為に、肉体が死んだ刹那は帰還出来なくなってしまう。
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死ぬのは嫌だった。死の感覚を知っている生物は、おそらく、自分たち御眷族だけだろうとも考えている。もしかすると、それは優越感であり、自尊心の一部なのかもしれなかった。
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私が畏ろしいだろう。お前はなにも知らなくとも、お前の血肉は我々眷族の気魄を覚えているからだ。
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惑星を丸ごと庭園にしたかったのかもしれない。もしそうだとすると、星たちの眷族にしては恥ずべき欲望である。
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ヤツら魂まで喰いよるさかい、〈非神〉にやられたら生まれ変われへん。せやけど、どうも眷族が減っとる理由はほかにあるらしいんよ。気配はわかるさかい、ヤツらからは逃げりゃアええ。
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しかしわしは年をとり、この世はもう飽きあきした。わしはお前のため、宰相とご眷族のため、身代りの役に立って進ぜよう。されば繰り返し申し上げるが、このわしが殺害者じゃ。
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「確かに『目標』の一人だけど、あれの相手は三銃士がするそうダヨ」 「へっ、六年ぶりのヘルマン様復活にアイツらはおおはしゃぎダローゼ」 髪の短い少女を模したスライムが呆れたように肩をすくめるポーズをとった。この学園に潜入した悪魔は眷族である彼女達を含めて七体。上位者のヘルマンが潜入者達の指揮を執っている。
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御眷族は身体が人間のもののはずだが、やはり普通の人間とは気力も回復力も違うのだろうか。
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ところがその後になって秀吉に嫡子・秀頼が誕生して、理由は諸説あるものの、秀次は強制的に出家させられて高野山青巌寺に蟄居となった後に切腹となった。秀次の首は三条河原で晒し首とされ、その際に眷族も尽く処刑された。永禄11年、秀吉の同母姉・ともと弥助夫婦の長男として尾張国知多郡大高村で生まれた。
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お前は眷族と神の力がなければただのしぶとい人間だ。
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