真白

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  • 真白な皮膚をして、どこかしら少女のような感じのする彼だった。 レマルク/蕗沢忠枝訳『西部戦線異状なし』より引用
  • そして真白なその肌は、そこに働いている男たちの評判になった。 十一谷義三郎『青草』より引用
  • するとあたかも白鷺しらさぎの大群のような真白な軍隊が道をはばめて待っていた。 吉川英治『三国志』より引用
  • その時、沖の方から何か真白なものの群れが押し寄せて来たのです。 室生犀星『不思議な魚』より引用
  • 彼のスケッチブックが真白であると同様に彼の生活もまたまつ白な頁である。 小熊秀雄『小熊秀雄全集-19』より引用
  • その男は、紙のように、真白な顔色をしていて、目が引きつっていた。 海野十三『英本土上陸作戦の前夜』より引用
  • だのに、今私が抱いている手紙の表面にはそれらの字が消えて真白になっているのだ。 松永延造『職工と微笑』より引用
  • そのテーブルの角の下には真白なる洋服を着したる余が横たはり居たればなり。 牧野信一『〔編輯余話〕』より引用
  • その上には、高いほどの厚味の、ふかふかした真白な寝床が重ねてある。 チェーホフ・アントン『妻』より引用
  • 街は真白に陽にかがやき、人影のまばらな道路を人夫たちが雪をかいていた。 遠藤周作『月光のドミナ』より引用
  • 彼女はふとその上り列車も片側だけ雪で真白になっているだろうかしらと想像した。 堀辰雄『菜穂子』より引用
  • 遠駆けをしてきたんだろうか、馬の体からは真白な湯気が立ちのぼっていた。 浅田次郎『壬生義士伝 下』より引用
  • 真白な頭の中に、二階で眠っているTの姿が現われたり消えたりしているだけだ。 池田満寿夫『尻出し天使』より引用
  • 抱いて下へ連れてきてよく見ると、口のまわりも真白まっしろに白餅だらけになっていた。 柳田国男『山の人生』より引用
  • そうしてこの薄暗い灯影ひかげに、真白な着物を着た人間が二人すわっていた。 夏目漱石『思い出す事など』より引用
  • これはもとよりほっぺたを真白にして自分が彼女と喧嘩けんかをしない遠い前の事であった。 夏目漱石『行人』より引用
  • そう言われてふりかえると、若い男が真白な歯を見せて笑っている。 森瑤子『ママの恋人』より引用
  • 真白に塗っていた壁を一夜にして真緑に塗り替えて一人で悦に入っていた。 中上健次『十九歳のジェイコブ』より引用
  • 髪をかぶろに切りまわし、黒具足くろぐそくに無紋の真白な陣羽織じんばおりを着て到着した。 海音寺潮五郎『新太閤記(四)』より引用
  • そう言ってにっこりと笑ったとたん、浅黒い顔から真白な歯がこぼれた。 浅田次郎『壬生義士伝 上』より引用
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