真白に白粉

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  • 首まで真白に白粉を塗った酌取り女は、二人に酒と肴をはこぶと料理場の前にもどって大きなあくびをした。 藤沢周平『麦屋町昼下がり』より引用
  • 真白に白粉をぬったあごと、燃えたつばかりに真紅にぬられた唇を見たくらいのものでしたが。 クリスティ/山崎昂一訳『ミス・マープルのご意見は?1』より引用
  • 真白に白粉をつけていたので、電灯の薄ら明りと雪の反射との妙に陰影の無い明るみのうちに、その顔がぽかりと浮出して見えた。 豊島与志雄『微笑』より引用
  • そのとき台所口の戸があいて、太い首のあたりまで真白に白粉おしろいを塗りたくった女が顔を出し、たみちゃん、支度しないと間に合わないからね、と険のある声をかけた。 藤沢周平『日暮れ竹河岸』より引用
  • もう五十歳にもなるこのお上さん、宇山かつは、真白に白粉をぬり、時折は丸髷に赤い手絡をかけ、はでな錦紗の着物などをつけて、客に煙草をねだることもあった。 豊島与志雄『白木蓮』より引用
  • 白綾しろあやうちぎに、はかまをはき、長い真黒な髪を背になびかせ、顔にも、手にも、胸にも、真白に白粉おしろいをぬり、くちびるには玉虫色に光る臙脂べにを点じていた。 海音寺潮五郎『平将門 上巻』より引用