真白な歯

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  • 両唇は力なくゆるみ、あいだから歯並の美しい真白な歯がのぞいている。 クロフツ/田村隆一訳『樽』より引用
  • そう言われてふりかえると、若い男が真白な歯を見せて笑っている。 森瑤子『ママの恋人』より引用
  • そう言ってにっこりと笑ったとたん、浅黒い顔から真白な歯がこぼれた。 浅田次郎『壬生義士伝 上』より引用
  • 開いた口のなかには真白な歯が光っている。 R・E・ハワード『狂戦士コナン』より引用
  • ふり返ると、五十年配の小肥りの紳士が真白な歯を出して愛想笑いをしていた。 松本清張『黒の回廊』より引用
  • 母は真白な歯を見せて笑いながら、指を振った。 浅田次郎『月のしずく』より引用
  • いっそ真白な歯だったら器量がひきたつだろうに、とたすくは思った。 光瀬龍『寛永無明剣』より引用
  • すると先生は、真白な歯を見せてにっこりと笑い、あたしの頭を撫でてくれたんです。 浅田次郎『壬生義士伝 上』より引用
  • イタチは顔が似ていたが、金歯は真白な歯をしている。 向田邦子『あ・うん』より引用
  • 奴は血まみれの顔に真白な歯を剥き出して笑うた。 浅田次郎『壬生義士伝 下』より引用
  • ぼくが当時の彼女について思いだせるのはあんだ髪を二本、背中にたらして、笑うと真白な歯がみえ、右の頬にえくぼのみえた顔だけだ。 遠藤周作『海と毒薬』より引用
  • 黒い顔から真白な歯をのぞかせた彼の人なつこそうな笑顔と、廊下でだれかれをつかまえて熱心に議論する大きな太い声はセンターの名物の一つであった。 堀淳一『物理の風景―数理物理学者の見た世界』より引用
  • 笑うと真白な歯が見えた。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • 節子は肇の出征のときを思い出すたびに、真白な歯をみせて笑っていても、きっと虫歯は痛みつづけていたのにちがいないと思うのだった。 郷静子『れくいえむ』より引用
  • その夜も決して淋しげな表情など見せず、まるで物見遊山にでも出かけるかのように、真白な歯を見せて微笑み続けておりました。 浅田次郎『壬生義士伝 下』より引用
  • と、犬もやはり主人と同じく気が狂ったのではないかと思われるような様子をし、入口の戸におどりかかって、爪でひっかき、長い真白な歯をむき出してかじる。 モーパッサン/杉捷夫訳『シモンのパパ』より引用
  • 真黒な瞳と真白な歯とでにっと笑った。 豊島与志雄『月明』より引用
  • マダレイは、黒い顔に真白な歯を見せて笑ひながら、「ああ、あのベツピンサン」と言つた。 中島敦『夾竹桃の家の女』より引用
  • こちらの、あの女をご覧あそばせ、大きな金環をつけ、あんなに真白な歯を見せているあの女を。 フランス/岡野馨訳『舞姫タイス』より引用
  • がらにもなく、私が照れると、この青年は日焼けのした、スポーツマンらしい浅黒い顔に、真白な歯を見せて笑った。 高木彬光『首を買う女』より引用
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