真白な手

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  • アイリーンは長い真白な手をしていた。 ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』より引用
  • 色は青白く、ブロンドの巻毛を肩の上まで垂らし、ものげな大きな青い目をしていて、ばら色のくちびると真白な手を見せていた。 アレクサンドル・デュマ/江口清訳『三銃士(上)』より引用
  • 縞模様のマフラーと、真白な手が、島尾の視野いっぱいにひろがった。 夏樹静子『風の扉』より引用
  • と言って、真白まっしろな手を取った。 泉鏡花『小春の狐』より引用
  • すると突然、前の窓のひとつのところに、窓掛が左右に開いて、真白まつしろな手と、続いてその持ち主が、小さな金の如露じよろを持って、現われ出たのでございます。 佐藤正彰訳『千一夜物語 09』より引用
  • 下男はマドレーヌの体に手も触れないうちに、彼女は早くも跪いて、真白な手で黒い絹の下でまだ眠っていたセックスに触れ、これをとり出して、半ば開いた口を近づけた。 レアージュ/鈴木豊訳『O嬢の物語』より引用
  • 典子の真白な手が、汗の匂いを封じこめてゆく。 浅田次郎『姫椿』より引用
  • と云う呼吸いきづかいが荒くなって、毛布けっとを乗出した、薄い胸の、あらわな骨が動いた時、道子の肩もわなわなして、真白な手のおののくのが、雪の乱るるようであった。 泉鏡花『婦系図』より引用
  • 鳩のうぶ毛ヽヽヽのようにやわらかく、そして真白な手、エチオピア人の歯のように、または北風に二度もふきつけられてふるいわけられた粉雪のような真白な手を! シェイクスピア/大山敏子訳『冬の物語』より引用
  • 色が白く、ふんわりとした肉づきの、柔らかな茶の髪もゆたかに、ぱっちりしたひとみ、甘やかなくちもとの美しい娘で、ことに、その真白な手は、彼女自身、内心ご自慢じまんなのでした。 オルコット/恩地三保子訳『若草物語』より引用
  • 顔も、髪も、どろまみれに、真白まっしろな手を袖口から、ひしと合せて、おがんで縋って、起きようとする、腕を払って、男が足を上げて一つ蹴た。 泉鏡花『みさごの鮨』より引用